そして、「あっ、そうそう!!そういえば俺、今日フミヤに転ばされたんだよ」とモリオくんが思いついたかのように言い出して……。「はあああ!? まさかほかにもやられてたのか!?」とまたもやモリオくんの父親が暴走を始めて……。
モリオくんの話を聞いて発言したのは…
「モリオくん、その話、先生何も聞いてないよ」
担任の先生は、それはいつの話で、今日の話し合いと関係あるのかとモリオくんに聞きました。
モリオくんの話では、モリオくんが友だちと走りながら体育館に向かっていたところ、前を歩いていたフミヤとぶつかったとのこと。
「思いっきりぶつかって転ばされたんだよね」
「後ろに転んだから本当に危なかったよ」
まるで、自分が被害者であるかのような口ぶりで話すモリオくん。
先生は、それはモリオくんが悪いと諌めます。
先生がちゃんと言ってくれたからよかったけれど……。
なんだろう、全てに違和感がある。
息子のフミヤは傷付けたことは悪いことだとわかっているし、怖い思いをしているのに、
それでも頑なに謝らない。
もっと何か深いものがあるのかもしれない、だとしたら息子としっかり向き合わなければ、とフミヤの母は思います。
そして、そのためにもモリオくんのお父さんの、空気に飲まれちゃダメだ!! と決意したのです。
頑なな息子の態度を見て、何かほかの原因があるのではと感じたフミヤの母。皆さんだったらどうしますか?
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「はあああ!?」お友だちの傷は軽傷…でも父親の怒りは収まらず驚愕の態度に… #僕は加害者で被害者です 12
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「息子を鉛筆で刺した話に戻しませんかぁ?」は!? 友だちの父親の態度に我慢できずに思わず… #僕は加害者で被害者です 14
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最初から読む1話
「息子がお友だちを傷つけた…!?」小学校からの電話で信じがたい報告を受けすぐに… #僕は加害者で被害者です 1話
下手に刺激すると面倒臭そうだから
少しずつ正論で崩してくしかないよなー…
つか、モリオと父親の被害者意識がヤバすぎる。
ぶつかったのは自分の方なのに
転ばされたとか有り得ない…。