「すみませんが、傷もまだ見ていませんでした」「私たちに傷、見せてくれるかな?」フミヤの母が、モリオくんに傷を見せてもらうようにお願いしたところ……。
気になっていたお友だちの傷はまさかの…
モリオくんは、「うん、いいよ」と言いながら、「あれ?どこだっけ?」「あ、反対の腕だった」と傷の場所を探し始めて……。
「これだよ。コレコレ」
言われてみたら少し引っかいたような、かすかに赤いような感じに見えますが、刺した傷とは確実に違うとフミヤの母は思います。
すると……。
「あっ、そうそう!!」
「そういえば俺、今日フミヤに転ばされたんだよ」
モリオくんが思いついたかのように言い出して、えっ!? と思った瞬間……。
「はあああ!? まさかほかにもやられてたのか!?」
またもやモリオくんの父親が暴走を始めたのでした。
新たなトラブルの火種となるようなことを突然言い出したモリオくん。本来の話し合いとは違う方向に行き始めてしまったら……皆さんだったらどう対処しますか?