担任の先生の「先生、モリオくんのお父さんがあんな風になるなんて思ってもいなくて……」「怖かったよね。一方的に子どもを怒鳴るなんて……」という言葉に、フミヤは涙を抑えきれず机に突っ伏して……。
長い話し合いを終え、外に出ると…
「フミヤ、おなか空いた?」
「パパはおなか空いたな〜。たまにはみんなでラーメンでも食べに行くか!?」
フミヤに話しかけるも無言のままでしたが、ふと足を止めて……。
「ごめんなさい」
「ママのことが大好きなのに、ママを泣かせて…ごめん…なさい…」
誰よりもつらく怖い思いをしたであろうフミヤは、母にそう謝ります。
「ママのほうこそフミヤを守りきれなくてごめんね…」
フミヤの母も涙ながらにフミヤに謝りました。
「フミヤにはフミヤの考えや言い分があるんだよな。それはパパもママもわかってるから」
「今すぐなんて言わないから。話せる勇気が出たときに話してくれよな」
フミヤの父がそう話すと、ようやくフミヤは微笑みながら「うん、わかった」と答えたのです。
母親を泣かせてしまったことを申し訳ないと泣く息子・フミヤ。皆さんが自分のお子さんに同じようなことを言われたら…どう子どもに話しかけますか?
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