ルイスさんの大学卒業、そして台湾への帰国。離れ離れになって過ごした留学生活も終わり、みみさんは2010年12月、日本に帰国しました。ルイスさんとは遠距離恋愛を続けつつ、みみさんは福島県で過ごしていた2011年3月11日、東日本大震災が発生。みみさんは間一髪のところで難を逃れ、家族も無事でした。そして、震災から数カ月が経ったころ、ルイスさんが来日し、2人は再会を果たしたのです。そしてルイスさんから「みみを失いたくない。結婚してください」と言われたものの、みみさんは「結婚したら台湾に行くことになるの? 私は家族を捨てるの?」と悩み、明確に返事ができないまま、ルイスさんは帰国したのです。
ルイスさんが帰国し、また遠距離恋愛生活の日常が戻ってきました。そんな中、店長としてやってきたのは、日本と台湾のハーフの男性。みみさんが台湾人の彼と結婚を考えていることを話すと、その男性は「俺の母親も日本人で台湾に嫁いだけど、相当大変だったみたいだよ」とひと言。しかし、この助言も「愛があれば大丈夫でしょ!」とあまり深く考えていなかったみみさん。まだまだ外国人と、外国で暮らすことの大変さには気づいていなかったのです。
旅行で短期間、外国に滞在するのと、長期的に外国で暮らすのでは、大変さは異なるのでしょう。しかも「嫁ぐ」となると、違う文化で生活をしてきた相手の家族とも深く関わることになります。日本国内でさえ、育った環境の違う相手の家族と関わることで大変な思いをした方も多いでしょう。あなたは、パートナーやパートナーの家族に、暮らしてきた環境や家庭によるギャップを感じたことはありますか?
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