娘の水分補給はしっかり! でも私は…
猛暑日となったある夏の日、娘と少し遠出をして大きな公園に行きました。屋内施設も併設されている公園で、外で遊んだら屋内で休むのを繰り返し、娘にはこまめに水分補給させて熱中症にならないように配慮していました。いつもと違う大きな公園に大はしゃぎで、時間いっぱい遊び倒した娘。
一方の私はというと、水分補給もそこそこにはしゃぐ娘に付き合っていました。そしてお昼寝の時間になって帰宅。娘がお昼寝から起きてくるころに、「あれ? なんだか頭が痛い……」と自分の体調不良を自覚し始めました。
体調不良…でも寝れば治るよね?
頭痛を気にしながらも、夕飯を食べさせお風呂に入れていると体調が悪化。この時点で「もしかしたら、これは熱中症かも?」と思い始めました。急いで家にあった経口補水液を飲み、保冷剤で自分の体を冷やしました。
そうしていると、夫が帰宅。夫はこの日飲み会の予定で、体調が悪そうな私に「え、具合悪いの? 俺行けない? 行かないほうがいいの?」と不満そうに聞いてきます。
「大丈夫? 今日の飲み会はキャンセルするから休んで!」と言うセリフを期待していた私。夫の言葉にカチンときてしまい、「大丈夫。あとはもう寝かせるだけだから。いってらっしゃい」と夫の顔も見ずに送り出してしまいました。ですが、すぐにこの言葉を後悔することになるのです。
「大丈夫」って言わなきゃよかった
水分をとって横になれば、次の日には治るだろうと思っていた私。しかし予想とは逆に、夜にかけてどんどん体調が悪くなっていきました。頭はガンガンするし、めまいもしてきておなかも気持ち悪い……。しかもそんな日に限って、普段は朝までぐっすり寝てくれる娘が夜泣きし、ふらふらしながらその対応に追われました。
さすがにこのままではまずいと思い、夫に帰宅してもらおうと連絡。ですが、気づいていないのか夫からの返事はありません。結局、症状が落ち着いたのは深夜の2時ごろ。そのときやっと夫から「すぐ帰る」と返事が来ました。
もしあのまま自分が倒れていたら娘がひとりになっていたと想像すると、「大丈夫」と言ってしまったことに後悔しました。ひと眠りして朝には体調が落ち着きましたが、子どもはもちろん、自分の熱中症対策もしっかりしなければいけないなと痛感した体験です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:山口花/女性・主婦。田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。
イラスト:しおん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています