きっかけは出産!?
私は4回の出産を経験しましたが、上の子2人は普通分娩、下の子2人は帝王切開でした。妊婦健診では特に大きなトラブルもなく、3人目と4人目の妊娠中にたまにおしりが痛くなることがあったので、漢方と塗り薬を処方してもらっていました。
ただ、4人目の出産は予定帝王切開だったのですが、予定よりも早く陣痛がきてしまい緊急帝王切開となりました。その陣痛は上の子たちの陣痛とは違い、おなかが張るというよりはおしりが痛くなりました。時計を見ていると、その痛みには波がありました。
産後の激痛から3年
4人目は帝王切開で産んだのに、産後からおしりの痛みが激しかった私。術後の痛みより、おしりの痛みをどうにかしてほしいと産婦人科の先生に相談しました。飲み薬と坐薬をもらい、ホットタオルで温めたり、痛くない姿勢をとったりといろいろ試しましたが、なかなか痛みはとれません。
産婦人科を退院すると、4人目の育児と上の子たちのお世話で忙しくなってしまったため、専門の病院には行きませんでした。そして、産婦人科でもらった薬で過ごしていると、いつの間にか痛みは消えていました。それからもたまに痛くなることはありましたが、病院へは行かず、市販薬でしのいでいました。
まさかの出血
ある日、トイレを済ませると便器が血で真っ赤に。ネットで調べると、急いで病院へ行かなくても大丈夫という文字を見つけたので安心していると、何をしてもジンジンと痛い状態になってしまいました。しかも、排便後、必ず何か出ていて、戻さないと治まらない状態に。
限界を感じた私は、思い切って専門の病院へ行きました。軽度なら保存療法や日帰り手術もできたようですが、私の場合は手遅れで入院手術が必要とのこと。病院へ行く恥ずかしさと、毎日の忙しさに後回しにしていましたが、痛いのは耐えられず手術をしてもらうことにしました。
末っ子が3歳になったこともあり、母や夫、上の子たちの協力もあって手術して1週間入院。出産してから初めて自分のための時間ができましたが、まさかこんな事態になるとは思ってもいませんでした。自己判断をして市販薬で済ませず、もっと早く専門の病院に行っていれば軽度で済んだかもしれないと後悔した出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 REIKO
著者:松田みさと
長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。