離婚の原因の一つとなっている「経済的DV」をご存じでしょうか。夫が妻にお金を渡さず経済面で追い詰め、支配しようとするケースもあるようです。
今回は、りりこさんの投稿のなかでも数多くのコメントが寄せられていた「経済的DV」についてご紹介したいと思います。
「経済的DV」を知っていますか?
ほかにも、妻が働くことを嫌がったり、専業主婦を強要される、お金を何に使ったか追及されるといったことも多いようです。私が専業主婦だったころ、専業主婦仲間だったママ友から、こんな話を聞きました。
「うちの旦那、すごいケチなんだよね。毎回レシートチェックされるし、もらっている生活費だけじゃ足りなくて、自分の貯金おろして子どものもの買ったりしているんだ」
当時は、「旦那さんそんなにケチなんだなー」くらいの感想しか持たなかった私。ですが今、「もしかして経済的DVだったのでは?」と、思うに至りました。
私は幸いなことに、結婚生活中、経済面で悩まされることはありませんでした。(低収入で貧乏生活をしていたことはありますが、夫はお給料をきちんと渡してくれていたという意味です。)
「夫の給料額を知らない」
「夫の貯金額を知らない」
そう、友達から聞いたときは驚きました。
そもそも働けるのに働かないのは論外だけれど、お金があるのに渡さないって、何なんだろう?
妻が働きたいって言ってるのに、許さないのは何なんだろう?
それぞれの家庭で家計の考え方はあるだろうけど、家族として協力することのなかに「お金」も入っていることを分かってるのかな?
渡しているだけのお金じゃ足りないってこと、分かっているのかな?
金銭的に苦しめて自由を奪い、がんじがらめにすることを悪いことだと思っていないのかな?
それで妻が苦労していること、精神的にも辛くなっていること分かっていない旦那さんも多いみたい。
「俺が稼いだお金は、俺のもの」
「経済的DVだなんて認めない。僕は妻にしっかり家計管理をして無駄遣いしてほしくなかっただけだ」
など、さまざまな男性側の意見があるようです。
経済的DVにあったみなさんの声
実際に経済的DVを経験したみなさんのコメントを集めました。
このほかにも、
「自分名義で家を買わされ、夫親子のスマホ代も払わされている」
「私も子どもが6人いて、生活費3〜4万円ほどしかくれないので、このままだとこの子たちを育てていけないと思い、離婚した」
「月10万円もらっているけれど、保険や税金で手元にほとんど残りません」
などたくさんのコメントが寄せられていました。
これってDV? 悩んだら、まずは相談を!
身体的DVに限らず、精神的、経済的、性的DVなど家庭内トラブルを相談できる窓口があります。
▼DV相談ナビ
#8008(はれれば)
「これって経済的DVかも?」と思ったら、まずは話し合いが必要です。話し合いをしても協力する姿勢が見られなかったらそれは、経済的DVと言っても良いかもしれません。まずは外との関係を持ってください。
著者:りりこ/40代女性・自営業。2児のシングルマザー。フォロワー3万人を超えるInstagram(@sinmama_life)では、自身の離婚体験談やフォロワーさんたちの離婚やシングルマザーとしてのあれこれについてシェアしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています