お気に入りの白いボトムスをはいてご機嫌な日
これは、私が大学時代の話です。
大学4年生になり、単位はほとんど取れていたため、週に一度しか大学へ登校していなかった私。せっかくのキャンパスライフが送れる登校日には、とっておきのおしゃれをして行こうと決めていたのです。
この日は天気がよかったので、青空に映えるお気に入りの白いボトムスをはいて、ルンルン気分で登校しました。おしゃれをして大好きな学校にくると、やはり気分が上がりますし、授業にも身が入るのです。
今思えば、この日の気分の良さはこのあとに起こるアクシデントへの伏線だったのかもしれません。私は昔から、悪いことが起こる前は気分がとてもよくなることが多いタイプなのです。
赤く汚れたボトムスと青ざめる私
ひとつの授業を終え、休み時間にトイレに行くと……、なんとショーツに血がついていたのです。慌ててボトムスも確認すると、白いボトムスにくっきりと赤い血の汚れがついていました。
「うわ、生理が早めにきて服汚しちゃった……。しかも、今日に限って白いボトムスだし、汚れ目立つなぁ。このあとどうやって隠そう……」。
私は青ざめながら、グルグルといろいろな懸念が頭をよぎっていました。
すっ飛んできてくれた友だち
トイレを出て呼吸を整えた私は、大学近くに下宿している友だちに連絡し、助けを呼ぶことに。電話口で事情を説明すると、友だちは「あほや〜ん!」とひとしきり笑ったあとで、「すぐ行くからちょっと待っててな」と快諾してくれたのでした。
10分後、替えのボトムス、ショーツ、新しいナプキンを持った友だちが到着。散々からかわれましたが、友だちのおかげで恥をかくことなくその日を終えることができました。このときほど誰かに対して「救世主だな」と思ったことはありません。
このアクシデント以降、生理が近い時期は白いボトムスをはくことは控えるようになりました。加えて、今回の事件のときのように困っている女の子がいたらすぐに助けられるように替えのナプキンだけはいつでも持ち歩くようにしています。このとき助けてくれた友だちとは今でも仲良しです。
著者/橘純香
イラスト/かたくりこ
監修/助産師 REIKO
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