初めての妊娠・出産
初めての妊娠・出産。不安がたくさんあり、わからないことだらけのまま、ついにそのときがやってきました。出産予定日から5日が経ち、ついに陣痛が来たのです。私は痛みが怖く、どうなってしまうのか不安で、体の震えが止まらなくなってしまいました。
陣痛の間隔を測ると、10分、7分とだんだん陣痛間隔が短くなっていきました。そして、5分間隔になったところで病院へと向かいました。
病院へ到着
病院に着き、子宮口をみてもらうと5cm開いているとのこと。そのまま入院することになりました。
病院へ到着したことで少し不安が和らいだのか、さっきまでの体の震えはなくなりました。しかし、陣痛の痛みはさらに強烈に……。
5時間ほど病室で痛みに耐えたあと、子宮口が7cmまで開きました。そして、いよいよ分娩室へと向かうことに。
痛い痛いーーー!!
立ち会い出産ができる病院だったので、夫に付き添ってもらいました。夫は、体をさするなどのサポートをしてくれますが、出産に関しては2人とも未知の世界。今がどういう状況かもわかりません。
痛みが強過ぎて、私は我慢できずに「あーーー!!! 痛い痛いーーー!! 」と叫び倒していました。
助産師さんは、他の妊婦さんのお産も同時進行だったようで、数十分に1度私の様子を見に来るという状況でした。
なかなか子宮口が開かず……
なかなか子宮口が開かず、2時間くらい痛みに耐えるものの、「もう無理! 助けて!」と藁にもすがる思いで、ナースコールを押しました。そして、「あとどのくらいで生まれますか?」と助産師さんに聞くと……。
「うーん、それがわかったら私たちも仕事がラクなんですけどね~」とその方は言ったのです。何気なく言ったことなのかもしれないのですが、痛みに耐えて「もう少しですよ」という言葉を期待していた私にとってはショックな言葉でした。
しかし、なぜだかこれを機に、逆に「もうやるしかないんだ!!!」と気合いが入りました。すると、そこから一気にお産が進んで子宮口は全開大に。30分もしないうちに無事に出産できました。限界と思った痛みにも腹をくくって頑張ることができたのです。
助産師さんの温かい対応
赤ちゃんが生まれたときに声をかけてくれた助産師さんたちは、「元気な赤ちゃんが生まれましたよ」、「初めての出産で不安もたくさんあったと思うけれどよく頑張りましたね」とやさしく声をかけてくださり、とても親切な対応をしてくれました。
その言葉ややさしい対応は、出産で力を使い果たした私にとって、とてもうれしく温かいもので、今でも心に残っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:二宮葵/女性・主婦。2021年生まれの女の子ママ。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています