有給を使えばいいやと思っていた
そもそも私が勤め始めたころは、生理休暇という制度があることを知らず、勤め始めて数年経ってから生理休暇の存在を知りました。しかし、生理休暇の存在を知ったあとも、私は生理休暇を取得しませんでした。
なぜなら、有給が余っていて、有給を消化すれば良いと考えていたからです。また、私の周りでも、生理休暇を取得している人を見たことがありませんでした。そのため、生理休暇の存在を知ってからも、私は長いこと生理休暇を使っていなかったのです。
「生理休暇は取得したほうがいいよ」と言われ…
ところが、職場の先輩と話していたときのことです。たまたま生理の話になって、その流れで生理休暇が話題に出ました。私が「生理休暇を取得したことがない」と発言すると、その先輩は間髪を入れず、「生理休暇は取得したほうがいいよ!」とアドバイスをくれたのです。
私が理由を聞くと、先輩はこう答えました。
「生理休暇は、50年以上前からある正当な権利なの。労働基準法でも定められているよ。生理休暇の取得率が低いと、周りに遠慮して、余計に生理休暇を取りにくいって感じる人が出てきちゃうよね。だから、女性全員が気軽に生理休暇を取れるよう、必要なときはそれぞれが積極的に生理休暇を利用することが大事だと思うよ!」と。
積極的に生理休暇を使うように!
私は、先輩のこの話を聞いて生理休暇に対する考えが一変!
その後、私は生理で体調がすぐれない日は有給ではなく、積極的に生理休暇を使うように。一緒に働く同僚女性たちのためにも、私自身が遠慮せず生理休暇を活用するようになったのです。
生理休暇を使うようになってから、生理休暇のメリットとして、体を休ませることはもちろん、心もラクになるのだと気がつきました。「今日は生理でつらいから、無理をしないようにしよう」「無理して出勤しなくてよかった」「大事な有給を使わずに済んだ!」などと思えるので、生理休暇を使うことで精神的にもラクになるのです。
今後も私自身が生理休暇を使いながら、後輩たちにとっても働きやすい職場になるよう、周りにも生理休暇のメリットを伝えていきたいと思います。
著者/nanoka22
イラスト/sawawa
監修/助産師 REIKO
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