赤ちゃんに酸素が届くように酸素マスクをつけてもらったものの、ハァハァ言い過ぎて過呼吸に……。いくらさんは呼吸の難しさ、いきむ時の呼吸止めの難しさに悩まされます。先生に会陰切開をしてもいいか聞かれ、「はい! 切ってください」といくらさん。
会陰切開後、初のいきみに怯えるいくらさんでしたが、「しっかりいきまなきゃ……!」「次で産むんだ!」と気持ちを持ち直し、いきむ準備をするのでした。
そして、吸引の先生がふと立ち上がり、どこかへ歩いて行きます。いくらさんは「先生どこに行っちゃうの……!」と不安になったのですが、先生はあるものを持っていくらさんの所へ戻ってきて……?
声が奥歯から漏れるー!!
分娩室に入って2時間が経過し、吸引分娩に移行したいくらさん。「次で産むからな!」という強い気持ちを持って、タイミングに合わせていきみます。
すると、どこかへ行ってしまったと思っていた吸引の先生が、何やら椅子を片手に持っていくらさんの元へ戻ってきました。
そして、椅子に乗った吸引の先生は、「いくらさんしっかり吸って〜!」と言いながら、いくらさんのおなかをぐぐぐっと押します。「声出すな!」と言われ、必死に声を押し込めて踏ん張るいくらさん。
「産まなくちゃ」と思って頑張ってもなかなか赤ちゃんは出てきてくれません。産みたいのに陣痛が終わってしまい、あせるいくらさん。しかし、陣痛が終わっても先生たちはあきらめずにサポートしてくれています。それを見たいくらさんは、必死にいきんで赤ちゃんを産もうとするのでした。
◇ ◇ ◇
陣痛が終わっても、先生はおなかを押し続け、赤ちゃんを出そうとします。助産師さんたちも「いくらさん、頑張れ!」と必死に声をかけ、懸命にサポートしてくれました。いくらさんも「陣痛終わったけど、産むのね?」と周りの勢いにあわせ、いきみ続けます。おなかを押してもなかなか生まれなかった、いくらさんのビッグベビー。みなさんの出産はどうでしたか?
監修/助産師 REIKO