トラネコさんは管理会社に騒音の録音を聞いてもらいましたが、「ザアアア」「トントン」という小さい音しか録音されていませんでした。
それを聞いた管理会社は、「大した騒音ではない」という判断をしたのです。
その晩、隣人からの「ドカドカドカ」という騒音が聞こえてきました。すると、「すー……はー」という苦しそうな寝息をたてている子どもにトラネコさんは気づきました。
静かにしてもらえませんか?!
トラネコさんの子どもは、呼吸がまったくできないわけではなく、途切れ途切れに症状が出て、少しすると落ち着いてきました。しかし、隣人からの騒音は止まりません。
我慢できず、トラネコさんの夫は隣人に「注意してくる」と立ち上がりました。しかし、インターホンを押しても隣人は出てきません。
家の前で、「毎日毎日ドカドカうるさいです!」と言うも、結局隣人が姿を現すことはありませんでした。トラネコさんの夫が注意をしに行ったその夜は、騒音が鳴り響くことがなく、子どもも寝付くことができました。
トラネコさんは、翌朝子どもを小児科に連れて行きましたが、理由が分からず呼吸器科に行くことになりました。
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トラネコさんのお子さんは隣人からの騒音を聞いた途端、驚いて呼吸がうまくできなくなってしまいました。突然大きな音が鳴ると大人でも驚いてしまうので、子どもだとなおさらビックリしてしてしまったのかもしれませんね。