病気で働けないという診断をもらうため、病院へ行くというお母さん。
主にアルコールのことを注意されていたお母さんは、「私はアルコール中毒じゃない!」と叫び、医師と看護師が抑えつけなければいけないほど暴れていました。
その異常な光景が恐ろしく、その場から消えたくなる思いがしたというM美さんでしたが……?
兄妹で差別されて育ち……
「君も同じことを言ってたよ」
「そうかもしれない…あんな風になりたくないと強く思っていたのに、いつの間にか母と同じことを……?」
パパの言葉に驚くM美さんでしたが、改めて自分の今までのおこないを思い返しました。
しかし、話の途中だったため、M美さんとお母さんが同じことを言っていたという問題は、後で考えることに。
パパの質問を受け、M美さんはお兄さんについて話し始めました。
小さいころは、なぜお兄さんだけがかわいがられるのかがわからず、そもそも疑問にも思わなかったと語るM美さん。
「毒親マンガを読んだときも全然ピンとこなかったんです。何が悪いのかもわからない……だって家よりはるかにマシだから」
「でも兄妹の性別の違いで差別があったということに共通点を感じて、こうやって話を聞いてもらおうという気になりました」
さらに、M美さんがお兄さんと最後に会話した、6年生のころの記憶を語り始めました。
作文がコンテストで金賞に選ばれ、初めて賞状をもらい、認められる喜びを知ったM美さん。
金賞なんてお兄ちゃんもとったことがないはず!
お母ちゃんに見せたらきっと喜ぶ!
もしかしたら褒めてくれるかも!
M美さんは急いで帰って家に着くなり、
「ただいま! 母ちゃんみて! 私、金賞もらったんだよ!」と賞状を広げました。
しかし、お母さんはお酒を買いに外出中。
家にいたお兄ちゃんへコンクールで金賞を受賞したことを報告すると……?
パパが指摘した通り、M美さんのお母さんが「アルコール中毒じゃない!」と叫ぶように、M美さんも「SNS依存症じゃない」と言って否定していました。
お兄さんとの思い出話で、作文のコンテストで金賞を受賞していたと語るM美さん。SNSで最初のころにエッジの効いた投稿コメントがウケて、プチバズりしていたことを思い出しますね。家族もこの賞状を見て喜んでくれるといいのですが……。