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「手術怖かった。もう絶対やりたくない」診療後つぶやく娘を見て思ったことは…

「口唇口蓋裂ちゃん、育ててます」199話。今回は、入院から8日が経ち、退院の許可がおりたときのお話です。先生から「術後の経過も問題ないので退院しても大丈夫です」と言われ、喜ぶくぴこちゃんとじぇにこさん。しかし、もう一方でじぇにこさんの頭には不安がよぎっていました。さて、その不安とは……!?

退院の許可がおり、娘の退院が決まったけれど…?

入院から8日、先生から退院の許可がおりました。

 

jeniko199

 

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退院の際に先生からは鼻の修正のためおこなった手術の効果を維持するため「退院後、レチナは1日中つけることを約束してほしい」と念を押されました。

 

これまで幼稚園に通う日中の間はレチナをはずして過ごしていたので、春休み明けに年長さんになる幼稚園生活でどういうものになるか、一抹の不安がよぎります。

 

そしてもう1つ……。

 

 

jeniko199

 

今回の手術は今までに比べると大きなものではありません。
 

しかし本人が初めて自覚して受けた手術は、身に染みるほどショックだったのだと思います。

 

私にとっても赤ちゃんのときから怖い、痛いと訴えていた娘の思いが、はっきりと言葉となって強く伝わってくるものでした。


最後の診察を待っている間に「もう手術はしたくない」と、今回の手術についてひと言つぶやく娘。

 

しかし本人の意思とは裏腹に次におこなう手術の予定は、ずっと前から決まっている……。
 

そのことをその場ですぐに告げることは、私にはできませんでした。

 

jeniko199

 

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口唇口蓋裂の治療について、本人からはっきりと出た言葉により、まだ控えている手術や治療について言うのはやめて、まずは本人の思いを受け止めてこれからも寄り添ってあげようと思いました。

 

そして「とても怖かった」とつぶやく娘を見て、”今回乗り越えたものを無駄にしてはいけない”という思いのほうが強くなり、まずは先生との約束通りレチナの徹底を心がけること、これまで以上にしっかり口唇口蓋裂の治療に向き合うことを決めました。


2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


監修/助産師REIKO

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターじぇにこ

    1986年生まれ愛知県在住。2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!

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