レチナをつけての幼稚園生活、その後…
幼稚園でのレチナの生活に慣れず、レチナ(※1)をつけて登園することにへきえきしている娘。
娘の周囲のことや園での様子について密に連携を取れるようにと、さっそく幼稚園の先生にも伝えて相談しておきました。
ありがたいことに幼稚園側も快く受け入れてくれて、全教員で共有し、娘を見守り、必要があれば介入し、その都度連絡してくれると言ってもらえるということで、ひとまず様子を見ることに。
(※1)レチナ:鼻の形を維持する目的で使用するシリコン製の装具
その後しばらくは娘や園から問題などを聞くことはありませんでしたが、ある日娘を幼稚園に迎えに行った際、クラスのお友だちが私に話しかけてきました。
私は子どもたちの目線に合わせて、娘のレチナについて簡単に説明しました。
すると子どもたちは……?
このことが直接のきっかけになったのかはわかりませんが、これ以降、マスクを外して過ごしていても、「レチナについて聞かれることがなくなった!」と、元気な様子で帰ってきてくれるようになりました。
幼稚園からも娘がお友だちと元気に仲良く遊んでいるとのことで、心配するような状況は起きることはありませんでした。
幸いにも今回は深刻なことにはなりませんでしたが、年齢を重ねれば重ねるほど今回のようにはいかないかもしれません。
そのときに娘がひとりで抱え込まないように、親として寄り添ってあげられるように娘との関係の大切さを改めて実感した出来事でした。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO