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「吐いても立つ!」術後1日目から、地獄の歩行練習が開始されて #子宮頸がんゆる闘病記 23

「子宮頸がんゆる闘病記」第23話。2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガ。おなかの膨らみに気付き、婦人科を受診。その後、がんの専門病院で詳しい検査をすると子宮頸がんと診断されました。子宮頸がんの手術をおこなったとりだまりさん。手術後、鈍い痛みを抱えながら夜を過ごし、翌日になると……。


この記事の監修者
監修者プロファイル

医師天神尚子 先生
産婦人科 | 三鷹レディースクリニック院長

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
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手術のため、全身麻酔をおこなったとりだまりさん。手術は8時間おこなわれましたが、麻酔により一瞬で寝落ちして、起きたら手術が終わっていました。全身麻酔による副作用で震えや吐き気に耐え、そして鈍い痛みを抱えながらひと晩を過ごしました。

 

翌朝も痛みや吐き気は続きましたが、鬼となった看護師さんによる地獄の歩行練習をおこなうことになり……。

 

術後1日目、歩行練習が開始

子宮頸がんゆる闘病記 23

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 23

 

看護師さんに「違う痛め止めを使ってみます?」と言われるも、反射で「大丈夫です」と言ってしまった私。

 

ずっと横になっていたから、腰まで痛くなってきました。

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 23

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 23

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 23

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 23

 

そして午後からは、歩行練習をすることに。

 

似たような手術をした同室の方たちは、あまり痛がる様子もなく、しっかり歩けていたのを見て「あ、これなら行けるな」と思っていたのですが……上半身を起こすだけで吐き気が!

 

「でも、起きる!」

「無理でも立つ!」

「吐いても立つ!」

 

歩行練習では「鬼になります」と宣言していた看護師さんが、本当に鬼のように厳しかったです。

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 23

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 23

 

歩行練習後、しんどさで軽くキレた私は、「……痛み止め、替えてください!」とリクエストしました。

 

そして違う痛み止めにしたら…効果てきめん。全然痛くなくなったのです。

 

私の場合、自分でボタンを押して注入するタイプの痛み止めは、ほとんど効果なかったみたいです。

 

でも、ロキソニンを服用したら、30~40分後にはまったく痛みを感じなくなりました。めっちゃラク。

 

周りの患者さんを見ていても、人によってさまざまで、「ロキソニンなんか、てんで効かないぜ!」という人もいれば、自分でボタンを押して注入するタイプの痛み止めがよく効いて「術後は痛くもかゆくもなかった」という人も。

 

どんな痛み止めが効果的なのかは、試してみないとわからないこともあるようです。

 

手術前に看護師さんが「痛みやつらさがあったら、我慢しないで教えてください!」と言っていたのは、痛み止めがうまく効いていない場合もあるからなんだな……と身をもって知りました。

 

ちなみに、私が術後の痛みを我慢していたのは、「痛いといえば痛いけど、まぁ、耐えられないほどの痛みではない」という微妙な状態だったからです。

 

激痛ってわけじゃないんだけれど、うずくように、どんよりジクジクと痛い、みたいな。

痛み止めが効いているから、この程度の痛みなんだろうな、みたいな。

 

あのまま耐えられたとは思うんですけれど、地味な痛みがなくなったら、それだけで本当にめちゃくちゃラクでした。

 

「しなくていい我慢は、する必要はないんだなぁ」と今は心の底から思います。

 

以降、私はさらに積極的に、どんどん弱音を吐くことにしたのでした。

 

 

痛み止めを替えたら本当にラクになり、とりだまりさんは「ひと晩中、我慢したのは何だったのか」と思ったそうです。人によってどんな痛み止めが効くかわからないこともあるので、我慢せずにつらさを伝えることも大切なのですね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターとりだまり まど

    ライターのとりだまり まどさんが弱音を吐きつつゆるくつづる、子宮頸がんの記録「子宮頸がんゆる闘病記」

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