子育ての醍醐味である、おっぱいやミルクでの授乳。完全母乳ではなくても、母乳を与えているママは多いと思います。赤ちゃんとのおっぱいタイムは幸せなひとときではあるけれど、「いつまで続くのだろう……」と遠い目になることもありますよね。
筆者も脱おっぱいの日を夢見るママのひとりでした。そんな私の断乳・卒乳エピソードをお伝えします。
上の子のときのつらい断乳の思い出
上の子が乳児期だった当時は、「断乳する」ということが一般的だったため、私は何も考えずにその通りにしました。泣きじゃくる娘と一緒になって私も泣いたものです。
胸はパンパンに張り、どうして私はこんなことをしているのだろうか、なんのために娘をこんなに泣かせているのだろうかと思いながらも、ここでくじけたら、また最初からだとの思いから決行。娘は泣きつかれて最後に「おっぱい……」と言いながら寝てしまい、脱おっぱいとなりました。
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末っ子とのつらい夜間授乳の日々
末っ子は3歳まで脱おっぱいができませんでした。離乳食をしっかり食べても、おっぱいを食後のデザートかのように必ずほしがったのです。
2歳を過ぎてからはお昼はほとんどおっぱいを飲まずに、夜だけになりましたが、これがつらかった!毎日、夜中に2~3回は起こされます。私は末っ子を産んでから、ほぼ3年の間、一度も朝までぐっすり眠ったことがありませんでした。
末っ子は断乳ではなく卒乳を選択!
上の子のときのつらく悲しい断乳の経験から、末っ子は卒乳することを選びました。卒乳は、赤ちゃん自らが納得しておっぱいを卒業することです。私自身、断乳をしなければという圧力から逃れられたので、気持ちはすごく楽でした。ただ、夜間授乳の日々で自分がつらい思いをしたのは否定できません。
「3歳になったらもうお兄ちゃんだよね。おっぱいは止めようね」と2歳半ごろから毎日のように言い聞かせていました。そして、3歳の誕生日のお祝いをしたころに脱おっぱい。卒乳です。
脱おっぱいは、こうしなきゃならない!ということはなく、家庭の事情やママの考えで決めてもいいと思います。両方を経験した私としては、卒乳は子どもが納得し、自ら脱おっぱいできたので、いい選択ができたと思っています。(TEXT:荒津 綾子)