産婦人科で激痛!
初めて腟の中に何かを入れたのは高校生のころです。1週間以上生理予定日が遅れ、おりものの状態もいつもより異常な気がして母親と一緒に産婦人科へ。男性の先生に性行為の有無を聞かれ、恥ずかしながらNOと小さな声で返答しました。
そして、念のため内診をすることに。腟に器具が入った際は、違和感と嫌悪感、そしてなによりも激痛。結局、何も異常は見つからず、その後生理も無事にきてホッとしたのですが、器具を挿入したときのことを思い出すと、しばらく鳥肌が止まりませんでした。
周りが絶賛! でも私は…
歳を重ねるごとに友人や職場の先輩などから、生理時はタンポンを使用しているという話を聞く機会が多くなりました。「すごく快適だよ!」とみんな口を揃えて言っていて、経血量が多めだった私はタンポンに興味を抱いていましたが、産婦人科で激痛を味わったことと処女であることが重なり、使用することに強い抵抗感があって……。
しかし、20歳のある日の仕事中、盛大に経血モレをしてしまったのです。恥ずかしさから二度と同じ失敗を繰り返したくない、という思いで初めてタンポンを使うことを決意しました。
初タンポンで生理が…!?
それから、次の生理2日目にタンポンを使用することにした私。タンポンを使う前に何度もインターネットで使用方法を調べましたが、いざ使うとなると性行為の経験が0だった私はかなり手間取りました。
やっと入口を見つけて意を決して挿入! すると「い、痛っ……」と思わず声が出てしまうほどの痛みと気持ち悪さ、違和感が……。
しかし、産婦人科のときに経験した痛みに比べたらマシだと思い、手を止めず一気に挿入。なんとかタンポンを装着することができました。時間が経つとタンポンをつけていることを忘れそうになるぐらい違和感はほとんどなくなり、慣れさえすれば超快適! 実際に使ってみると、周りがタンポンをすすめてきた理由にとても納得しました。
タンポンを装着した最初こそ痛みとすごく嫌な違和感がありましたが、慣れてしまえばこっちのもの。こんなにも快適に生理期間を過ごすことができるなら、もっと早く使えばよかったと少し後悔してしまうほど、今ではタンポンの素晴らしさを実感しています。
著者/米久 熊代
監修/助産師 REIKO
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