こたつ布団にシミのようなものが…
彼と付き合って1年目の冬、私は彼の家にお邪魔することになりました。その日は、生理2日目。久しぶりに彼の母と会って、話が盛り上がり2時間ほどこたつで話し込んでいました。私はまだ彼の母に対して少し緊張していて、話の途中で席を立つことができず、トイレに行くことを我慢していました。
ようやくトイレに行けるタイミングができて、立ち上がった瞬間、ドバッという感覚が……。嫌な予感がして、ふと自分が座っていた位置へ視線をやると、小指の先ほどの大きさの「赤いシミ」が! 「もしかして経血モレ?」と思ったものの、焦っていた私は、そのままトイレに駆け込んでしまいました。
トイレから戻ると、すぐに台所仕事を手伝うことになり、汚れに対処するタイミングを逃してしまって……。今思い返すと、こたつ布団は赤い花柄だったため、シミと模様を見間違えた可能性もあります。しかし、シミかな?と思った時点でしっかりと確認し、対処すべきだったと反省しています。
衣服に白い付着物!?
その後、彼と入籍した私は、結婚式の準備をするために義実家に宿泊させてもらうことに。義母が「洗濯機を使っていいよ」と声をかけてくれたため、義母が終わったあとに自分たちのものを洗濯させてもらうことに。庭の物干し場の一角に何枚か服を干し、夫の黒いTシャツを広げたとき、白い綿のような付着物が!
最初は、白い綿の正体がなにかわからなかった私でしたが、下着を洗濯バサミでとめていたとき「ナプキンの残骸」を発見! どうやらナプキンをつけたまま、ショーツを洗濯してしまったようなのです。私は衣服に付着したナプキンの綿を取り除き、すぐに洗濯機の中を確認。やはり洗濯機の中も「ナプキンの残骸」である白い綿が……。「やってしまった……」と頭を抱えながら、急いで掃除をしたことを覚えています。
義母に相談すると
義実家にお邪魔する日と生理が重なった場合は、使用後の生理用品を持ち帰っていました。しかし、2泊3日となると汚物を手元に置いておくわけにもいかず……。悩んだ末、「実は今日、生理と重なってしまっていて、汚物入れをお借りできませんか?」と義母に相談しました。
すると、義母は「毎回持ち帰っていたの!?」「そんなのもって帰らなくていいよ!」と言ってくれたのです。そして、汚物入れを貸してくれたうえにゴミの処分まで手伝ってくれた義母。「気をつかわせてしまったな」と申し訳なく思いました。
夫の実家へは連休中に泊まることが多かったのですが、最近は日帰りにしているので、使用後の生理用品を処理してもらうことはなくなりました。義実家だけではなく、人の家に泊まらせていただいたときは注意と配慮が必要だなと感じた出来事です。義実家にはいろいろと迷惑をかけてしまったため、当時のことをきちんと謝りたいと思っています。
著者/池森 りえ
監修/助産師 REIKO
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