同室の人とも話すようになり、卵巣がんの手術をした「がん友」ができたとりだまりさん。がん友と話すことで、抗がん剤治療が必要かどうかを判断する病理検査の結果が出るまでの恐怖をやり過ごします。
子宮頸がんの手術を終えてからしばらくの間は、いくつか生活上の注意点があると生活指導を受けることに。その指導の中で唯一の楽しみができなくなると知り、ショックのあまり泣いてしまい……。
手術後の生活上の注意点とは…?
体にメスを入れるということは、たとえ病気が治ったとしても、これまでとは異なる生活が待っているということ。
私がそのことに気付いたのは、実際に手術を終えてからでした。
まず、一度開腹手術をすると、当分は腸閉塞が起こりやすくなるのだとか。
そのため、消化の悪い物や食物繊維が多い物は、小さく切って、少量から食べることを勧められます。
決して食べてはいけないということではないようですが、注意するに越したことはないようです。
ただ、「当分」がどれくらいの期間なのかは、誰にもはっきりとはわからないようで、
病院側に聞いてみても、「半年」とか「年」とか「それ以上」と言われることもある様子。
他にも、私のようにリンパ節郭清をやった人が気を付けなければいけないのが「リンパ浮腫」。
「浮腫」とは「むくみ」のことです。
手脚のリンパ液の流れが滞らないようにして、むくみをためないようにしなければならないので、こまめに手足を心臓より高い位置に上げてみたり、ウォーキングなど適度な運動をしてリンパ液の流れをよくしたり。
そして、締め付けのきつい衣類や服を避けたり、長時間湯船に浸かることを避けたり。
私は、湯船でゆったりと本を読むのがとても好きだったので、これが制限されると知り、本当に嗚咽(おえつ)しました……。
手術ができない方からすれば、ぜいたくな悩みなのだと思いますが、「好きなことと引き換えに病気が治るなら、仕方ない」とは、やっぱりなかなか思えないのでした。
長湯はNGと聞き、本当にショックだったと、とりだまりさん。術後、日常生活で制限しなければいけないことは、想像以上に多いのですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!