結婚式に対する夫婦の考え
私は独身時代から、結婚はしても結婚式はしたくないと思っていました。理由は大勢の前で目立ちたくないというのと、結婚式の準備が大変そうなイメージがあったからです。
いざ結婚することとなり、夫に「結婚式したいと思う?」と聞くと、「できればしたい」とのこと。結婚をするのだから、一生に一度の記念として結婚式をしたいというのが夫の考えでした。
夫の考えもわかるなと思い、「結婚式って準備も大変だし、写真だけでもいいんじゃないかな? 私は結婚式はしたくないけど、ドレスは着てみたいから、写真だけでもいいけど……」という話を夫にしましたがまとまらず……。結局、結婚式の話はお互いにしばらくうやむやにしていました。
「結婚式は絶対!! 」の夫の両親
夫の両親のもとへ結婚のあいさつに行くと、すぐに「結婚式はどうするの? 」と夫の両親から話を持ち出されました。「まだするかどうか決めていません」。そう私が答えると、「結婚式は絶対にするものだ!」と、夫の両親は声を荒げて……。
私はなぜ夫の両親からそんなことを決められなければいけないのだろう……と思いながらも、「ふたりで考えてみます」と、そこで話を終わらせました。
結婚式は自分たちだけのものではない?
家に帰ってからも夫の両親から「結婚式どうするの?」「息子は何て言っているの?」「早く決めてほしい」と、何度も連絡が……。
私の両親は夫婦のことは夫婦で決めればいいといった考えだったので、私は夫に「結婚式をするかどうかは私たち夫婦で決めることじゃないの?」と聞くと、「うちは田舎だから、結婚式をしないと近所から、あの家は長男の結婚式もしてあげられないのかと言われるんだ」「親の世代では結婚式をするのが常識だから」と言われてしまいました。
夫の言い分に理解はできたものの、だからといって親のいいなりのように結婚式をするということが、私の中ではどうしても納得できず……。
しかし、夫からも「親の顔を立てると思って……」と言われたり、夫の両親からも「お金は出すからして欲しい!! 」と何度も頼まれ、嫁としては強く言えず、結局結婚式をすることになったのです。
結婚式は自分たちだけではなく、親の事情も汲み取らないといけないものだと痛感しました。ですが、私の子どもたちが結婚するときには、子どもたちの考えを尊重してあげたいと思います。
著者/ゆちみこ
作画/ののぱ
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