当時、なぜか大好きだった彼
私の大学生時代の恋愛は、反省点ばかりが思い浮かびます。
当時付き合っていた彼とは別の大学だったのですが、友人の紹介で出会い、付き合うことになりました。彼は自己中心的な性格で、まさに典型的な「女性を大切にしない」タイプ。今となってはどうして好きだったのだろうと自分でも疑問なのですが、当時は若かったこともありグイグイと引っ張ってくれるような男性に惹かれてしまっていたのだと思います。
最初こそ彼に魅力を感じていましたが、しばらくして彼の自己中心っぷりに疲弊。「私は大事にされていないのかも」と彼への熱は冷め、お別れすることとなりましたが、社会人になってからも、元彼のことは「どうして彼と付き合ったんだろう……」と強烈に私の記憶に残り続けていました。
夫と面識がある!?
それから30代になった私は、マッチングアプリで出会った人と結婚。夫との穏やかな結婚生活が始まってからは、大学生のときに付き合っていた元彼のことを思い出すこともなくなっていました。
しかし、実は夫と元彼は出身大学が同じだったのです。夫と付き合ったときにそのことを知り、気になってはいたのですが、大学に通う人の人数も多いうえに学年も5つくらい夫のほうが上なので、面識があるはずがないと思っていました。
そんなある日。夫がいつも仲良くしている大学の後輩の話をしてくれ……なんと、その話の中に元彼の名前が。よくよく聞くと、ある後輩と大学生時代に付き合っていた元彼は仲が良く、そのつながりで夫も元彼と会ったことがあるそうだったのです。
改めて今思うのは…
そのときはドキッとしましたが、夫からその話を聞いたとき、私は平然を装っていました。あえて昔の恋愛を夫に話すことも変だと思ったので、私は何も言わなかったのです。
夫と元彼は連絡先も知らない、面識がある程度の仲のようですし、とりあえず安堵しています。もう彼とは二度と会うこともないと思っていたので、こんな形で思い出すことになるとは思いませんでした。
違う形で出会っていても、いつどこで人と人が繋がっているかわからないと今回の経験から思い知りました。そして改めて、今の夫を選んで結婚できてよかったと思っています。大学生のころ、どうしようもない恋愛をしていた私に、その彼はやめたほうがいいと教えてあげたいです。
著者/伊藤みり
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