生理不順に悩み婦人科を受診
短大1年生のとき、ずっと悩まされてきた生理不順を相談するため、婦人科を受診しました。いくら待っても生理がこず、「あれ? 前回の生理はいつきたっけ? 3カ月前?」なんてことが少なくなかったからです。
すると医師は「多嚢胞性卵巣症候群だね~。しかも結構重度の」と診断。治療方針として「妊娠を希望しないなら低用量ピルで生理周期を整えていき、妊娠を希望するなら不妊治療をしたほうがいいでしょう」と言われました。
生理不順に病名がついて驚きましたが、まだ学生で妊娠を希望していなかったので私は低用量ピルの服用を選択。「ピルを飲んでおけば生理はくるし、まぁいいや!」くらいの気持ちで、妊娠のことは結婚してから考えることにしました。
それから数年後、結婚して1年が過ぎ、妊娠を望んだ私はピルの服用を中止。しかし、妊娠できる環境を整えたのに生理はきちんときません。「これでは妊活のスタートラインにすら立てない」と思った私は、不妊治療をおこなっている病院へ。治療のかいあって半年後に子どもを授かり、そのまま順調に経過して23歳のとき出産に至りました。
産後に生理が再開すると…
無事に子どもが生まれたら、次に気になってくるのは「産後の生理はいつくるか?」。一般的に、授乳している間はなかなか生理がこず、半年から1年くらい経ってから再開することが多いと耳にします。もともと生理不順で周期も長い私は、「産後の生理再開は遅いかもしれない」と予想。そのため、産後1年ほどの間は様子見しようと思っていました。
ところが、産後2カ月経ったころです。なんだか母乳の出が悪くなり、子どもが母乳を飲みたがりません。それが2~3日続いたので、「もしかして母乳が出なくなるのかな?」と思っていたら……トイレで予期せぬ出血が!
最初は不正出血を疑いました。でも、出血はきっちり1週間で終了。そう、生理がきていたのです! まさかまさかで、「妊娠前は全然こなかったのに、産後はこんなに早くくるの!?」と驚きました。その上、産後は生理が規則正しくくるようになって、「妊娠・出産で体質が変わるっていうのは本当なんだ」と実感したのです。
生理周期が安定したので、「多嚢胞性卵巣症候群が治ったのかな?」と思いました。でも、産後1年が経ち、子宮頸がん検診で婦人科に行ったところ、医師に「多嚢胞性卵巣症候群、治ってないね~。2人目が欲しいなら早めに治療したほうがいいよ。自力では排卵できないかも」と言われてしまったのです。とはいえ、仕事を続けたい私は2人目の不妊治療に割く時間はないと思い、2人目の不妊治療をあきらめていました。
ところが、第1子が3歳になる前に生理が少しだけ遅れました。ちょうど転職を考えていたので、念のため妊娠検査薬を使ってみたところ……バッチリ妊娠線が! うれしいより驚きのほうが先立ちました。夫に話すと、「検査薬が不良品かも。新しいの買ってくる!」と言って、急いで買い出しに。それから新品で3回試してみましたが、しっかり陽性反応が出て妊娠が判明。2人目の出産となりました!
ちなみに2人目出産後の生理再開は、きっちり1年後でした。現在は第2子も1歳4カ月になりましたが、まだ授乳中のため、卒乳したらピルの服用を再開するつもりです。
監修/助産師 REIKO
文/もりひなさん
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