生理痛で生まれて初めて早退
生理が始まった小学5・6年生のころは、生理痛に悩まされることがなかった私。しかし、中学時代になると、痛みが増すようになったのです。前兆のような鈍い痛みを感じることが多々あり、中学2年生のときに起こった人間関係のトラブルによるストレスが、生理痛悪化のとどめになったようでした。
そして、当時私は運動部に所属していたため「部活を休んだら、自分だけ置いていかれるのではないか……」という心配があり、生理痛を我慢して練習に参加していました。生理痛や経血漏れの不安、そして人間関係のストレスで痛みが悪化し、我慢することができなくなった私は、このとき初めて学校を早退しました。
骨折よりも痛い「生理痛」
それから、市販の鎮痛薬で痛みをごまかしながら、なんとか毎月の生理を乗り越えていたのですが、高校の入学式と生理が重なってしまって……。「頼むからおなか痛くならないで」と願いながら、入学式に参加したことを今でも覚えています。
入学式は何とか乗り切ったものの、生理の2日目である入学式翌日に激しい生理痛が! 鎮痛薬を飲んでも治らなかったため、結局、高校の授業初日に学校を休む羽目になってしまいました。
私は、足を骨折したことがあるのですが、骨折の痛みよりも、このとき私が体験した生理痛のほうが痛かったように思います。骨折したときには、折れていることに気づかず走り回っていた私でしたが、このときに体験した生理痛は身動きすらとれないほど、激しい痛みだったのです。
授業に出られないくらい痛い
その後、大学生になっても生理痛の悩みは解決せず……。加えて、貧血の症状もあり、大学の講義に出ることができないほどつらい日もありました。
当時、生理症状がつらいときには休めるよう考慮して時間割を組んでいたのですが、今考えると講義をしてくださっていた教授には申し訳ないことをしていたな……と思っています。また、生理痛が原因で学びの機会を減らしてしまったのは、もったいなかったです。
その後私は婦人科を受診し、現在は、婦人科で薬を処方してもらっているため、生理痛は緩和されています。生理痛に苦しんでいた当時、婦人科を敬遠していた理由は「検査が怖かったから」ですが、実際に検査を受けてみると、そんなことはありませんでした。我慢することなく、学生時代に婦人科を受診していたら、もっと穏やかに過ごせていたんだろうな……と後悔しています。
著者/睦月紗江
イラスト/おみき
監修/助産師 REIKO
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