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「やっぱり行けない」結婚挨拶1週間前、彼がドタキャン!まさかの理由とは!?

希望する異性の条件を検索すると、合った人が出てくるマッチングアプリ。お互いの条件さえ合えば結婚に発展する可能性もあることから、「使わない手はない!」と私は思っていました。しかし、「結婚」を意識しすぎていた私はマッチングアプリで出会った相手のことを理解しないまま、1人で突っ走ってしまって……!?

「…やっぱり行けない」結婚挨拶1週間前にドタキャン。まさかの理由とは!?

 

マッチングアプリでの出会い

現在の夫とはマッチングアプリで出会いました。お互い「早く結婚したい」という思いがあり、相手に求める条件も一致していたため、出会ってわずか1週間で付き合うことに! 一緒にいて波長が合う相手ではなかったものの、「早く結婚して婚活を終わらせたい」という気持ちのほうが強かった私は、彼を結婚相手として考えることにしたのです。

具体的な話もとんとん拍子に進み、両親に挨拶をする日を決めました。さっそく母に彼のことを話し、挨拶にくるということまで伝えていた矢先——。

 

1週間前にドタキャン

なんと、挨拶にきてくれる予定日の1週間前に彼からLINEがきて、ドタキャンされたのです! 理由も言わず、ドタキャンしてきた彼の非常識さに腹が立ったのと同時に、私は裏切られた気持ちになりました。彼が理由を言わないので、私が聞くと「転職したいと思っていて、仕事が安定しないかもしれないから、やっぱり今は挨拶できない……」と言ってきたのです。

転職願望があることは事前に聞いていましたが、今すぐだとは思っていなかったため、当時の私は転職のことをあまり気にしておらず、「早く結婚したい」という思いのままに話を進めてしまっていました。

 

彼と向き合うきっかけに

結局、結婚の話は振り出しに。その後、彼は転職活動に専念するようになり、私たちは交際を続けたまま、たまに会ってごはんを食べながら近況を話すくらいの距離感になりました。

 

しかし、この期間のおかげで、私は彼を「結婚するための相手」としか見てなかったんだなと反省し、彼自身と向き合うようになったのです。すると次第に、「意志が強く一度決めたことはやり遂げる」という彼の人となりが見えてきて……。

そんな彼は、努力して、無事に希望する仕事に転職することができ、延期になっていた結婚挨拶を経て、翌年には入籍をしました。その後、子どもを授かった私たちは、今でも仲良く暮らしています。

 

 

マッチングアプリは、効率的に結婚相手を探せて、とても便利なツールです。しかし、そんなマッチングアプリも出会いの「きっかけ」に過ぎないのだと改めて思いました。理想の相手を見つけても、最終的にはその人自身と向き合って、関係を築くことが大切だと実感した出来事です。

 

著者/山本尚子
イラスト/マメ美

 

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