わが家の娘のイヤイヤ絶頂期は2歳6カ月ごろでした。どうしてイヤイヤ言うのか、子どもの気持ちが分からなくてイライラすることも。今回は、育児相談や遊びを通じて知った、娘のイヤイヤの本当の理由をお伝えします。子どもの気持ちが分かると少し心に余裕ができましたよ。
まだじょうずに気持ちを相手に伝えられない
保健師さんに言われたのが、2歳ごろの子どもは自分の気持ちをうまく説明することができないということ。言われてみると確かにそうだと感じました。まだ2歳。言葉もまだ完璧ではない中、思っていることを相手に伝えるのって難しいことだと思ったんです。
うまく伝えられないことから、すべて「イヤ!」と言ってしまう気持ちは私にもわかるなと思いました。子どもの気持ちが分かると、イヤイヤに対する心構えが変わると感じました。
小さなイヤイヤが大きくなる理由
児童館でわが子がおもちゃを独り占めしていたときのこと。お友達におもちゃを貸さなかったため、私がおもちゃを取り上げてしまいました。わが子はギャン泣きです。
泣き止まないわが子に「貸さないとダメよ!」と否定的な感情ばかりぶつけると、さらにイヤイヤが大きくエスカレート。この体験でイヤイヤが小さなうちに、心に余裕を持って子どもの気持ちを受け止めるべきだったと感じました。
イメージと現実のギャップからイヤイヤに
自我が芽生えて、なんでも自分でやりたい時期。着替えもその1つだと思います。わが子が自分で靴下を履く! と言っておきながら、うまく靴下が足に通らなくてかんしゃくを起こすこともしばしばでした。
自分ができると思っているのにできない。そう考えると、きっと子どもは自分自身がイメージするものと現実のギャップにもがいているのかもしれません。それがイヤイヤとして現れているんだと思います。
イヤイヤ時期は親を困らせるものと思っていましたが、娘のイヤイヤの本当の理由を知ると少し気持ちに余裕が生まれました。大変なのは大人だけではなかったんです。子どもだって葛藤していることを念頭に置いておきたいですね。(TEXT:ママライター田中由惟)