3人目の出産から2カ月経ち、5歳になる長男はお兄ちゃんぶりを発揮して赤ちゃんのお世話もしてくれています。3歳になる次男は赤ちゃん返りがひどくなっていきました。ここでは、そんな次男がちょっぴり成長して、だんだんとお兄ちゃんになってきたお話をお伝えします。
赤ちゃんがわが家に来た日
3人目がわが家に仲間入りし、5歳になる長男は、「妹かわいいね!またお兄ちゃんになったよ!」と言ってうれしそうにしていました。
ところが、3歳になる次男はまだ甘え盛りで同じようにはいきません。赤ちゃんと一緒にわが家に帰ったときも、次男は「この子、だれ?」とおどろいた顔できょとんとしていました。私が授乳をしていると、次男がとてもさみしそうな顔をするので、授乳が終わり次第、いつも「おいで」と言ってギューッと抱きしめていました。
赤ちゃんがわが家に来て2カ月
次男のイヤイヤ期も同時期で、やんちゃな性格ということもあり、次男の機嫌が悪いときに私が赤ちゃんのお世話をしていると、次男が物を投げてきたりする日もありました。
うまくやっていけるのかな?という不安もあり、市の保健師さんに相談すると、「今、人格形成の大事な時期だから、赤ちゃんにトラブルがなければ、お兄ちゃんを最優先にしてあげてね」とアドバイスをいただきました。
赤ちゃんがわが家に来て4カ月経ち……
それから少々赤ちゃんが泣いていても、できるだけ次男中心に生活するように心がけました。そんなある日、赤ちゃんが泣いていると「何でないてるのー?よしよし」と言って、次男が赤ちゃんの頭をなでていました。
私はその光景がとてもうれしかったので「やさしいね~お兄ちゃんになったね」と言うと、次男は少し恥ずかしそうにしていました。
まだやんちゃでわがまま放題な次男も、時間とともに少しずつお兄ちゃんになっていくのだと感じています。ここ数カ月で本当に成長しました。同じように苦労している方も、悪さをしても突き放さずに、温かい目で見守ってあげてほしいと思います。(TEXT:ママライター新山紗季)