デート中に突然の生理、思わずパニックに…
その日は遊園地へデートにきていた私たち。夏の暑い日だったこともあって、汗をかなりかいてしまっていました。そのためか、私は生理が始まったことに気が付きませんでした。
そしてアトラクションに乗ったあと、彼から突然こんな言葉をかけられたのです。
「ズボンのところ……血っぽいの付いてるけど大丈夫?」。
私ははっとしました。トイレに行って確認してみたところ、ズボンには真っ赤な経血のシミがありました。私の頭は真っ白になりました。
突然の生理…そのとき、彼氏の行動は?
トイレからパニック状態で出てきた私に対して、彼氏は「大丈夫? 生理?」と声をかけて背中をさすってくれました。
そして、彼が羽織っていたカーディガンを私に借してくれて、「とりあえず腰に巻いておきなよ。そしたら、ズボン買いに行こうか?」と声をかけてくれたのです。
私はデートを台無しにしてしまったという罪悪感もあり、「カーディガン 、汚れちゃうかも……」と彼に言いました。けれど、彼は「いいから」とやさしい言葉をかけてくれました。
女性特有の生理に共感してくれてうれしかった
その後、近くにアパレルショップがあることがわかり、ズボンを購入しに行きました。お店があってよかった、と安心したのをよく覚えています。替えのズボンだけでなく、生理用品も購入できたおかげで、無事にその後は気持ちを切り替えて、彼とのデートを1日を満喫することができました。
あのとき、デートを台無しにしてしまった……という罪悪感を晴らしてくれたこと。私を受け止めた上で、受容して行動してくれたこと。そんな彼のやさしさには今もなお、感謝が尽きません。
男性にとって、生理を理解するのは難しいかもしれません。そんな中で、私の場合は、パートナーがやさしい対応をしてくれたおかげで心から助かったと感じました。また、今後はもう少し気をつけないとなぁ……と反省する良い機会にもなりました。
これを機に、出先でもしっかり対策できるように、生理の時期をカレンダーで管理するようにした私。彼に助けられると同時に、教訓を得ることもできた出来事でした。
著者/きゅー
イラスト/かたくりこ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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