【前回のあらすじ】MRI検査の結果、子宮筋腫だと判明し、子宮を全摘することになったマナカさん。ひと通りの検査を済ませたあと、2022年7月に入院し、入院した翌日に手術となりました。ところが、医師には「大体2時間くらいで手術が終わると思います」と言われていたのですが、午前9時に始まった手術はお昼を過ぎてもなかなか終わらず、マナカさんが目を覚ましたのは……。
術後の話
※チョコレート嚢腫(のうしゅ)→チョコレート嚢胞(のうほう)。
マナカさんが目を覚ましたのは、夕方の5時。午前9時に手術が始まったため、およそ8時間も手術をしていたことになります。かなりの大手術だったようですね……!
もともとは、子宮筋腫になっている子宮全部と、チョコレート嚢胞になって腫れてしまっている右側の卵巣を切除する予定でした。
しかし……。
いざ手術が始まり、医師が内視鏡で中を除いてみたところ、子宮内膜症の症状が進行しており、他の臓器との癒着が思いのほか進んでいたそうです。そのため、癒着部分を少しずつ剥がして取る作業に時間がかかってしまい、結果、約8時間の大手術になってしまったのだとか。
とにもかくにも、これで手術は無事に終了!
鼻に通された管の違和感が気になるものの、術後の体の疲れもあって、マナカさんは病室のベッドでうとうとし始めました。
ただ……。
寝入りそうになったときに唾をゴクンと飲んだら、喉の奥に「ズキーン」と激痛が! この喉の痛みに加え、鼻に通された管の気持ち悪さもあって、なかなか快眠とはいきません。
どうやら、翌朝に先生に診てもらうまで、鼻の管は抜けないとのこと。12時間以上もこの状態で過ごさなければならなくなりました。でも、どうしようもありません。
そして、寝たり起きたりを繰り返しているうち、ようやく朝に。
朝の8時。マナカさんは「朝になった! そろそろ先生がくるはず」「まだかな、まだかな〜」と、ようやく苦痛から解放される喜びを感じながら、先生の回診を今か今かと待ち望んでいました。
しかし……先生が回診にやってくるのは3時間後の11時。マナカさんはそれを知らなかったのです。
あと3時間。とはいえ、マナカさんにとっては地獄のような苦痛の時間がもうしばらく続いたのでした。
監修/助産師 REIKO
黒百合姫さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!