今回ご紹介するのは、初めて性体験をしたカップルのお話。ともに性体験がなかった2人。初めての行為のあと、コンドームを見ると表面に白い液体が。「もしかして破れてた!?」と2人は青ざめ、緊急避妊薬を処方してもらおうと、婦人科に向かい、緊急避妊薬を処方してもらったのですが――。
処方してもらった緊急避妊薬を飲んだ彼女。しばらく休んでいましたが、心配していた副作用はほとんどなかったそうです。しかし、副作用がないだけに「本当に効果があるの!?」と、妊娠してしまうことへの不安はなかなか消えなかったそうです。その不安が消えたのは、数週間後に生理がきたとき。これで「妊娠していなかった!」とようやく安心できたそうです。
ただ、これは彼女が大学生のころの出来事。今振り返ると、あのときのコンドームは本当に破けていたのか、確信が持てないそうです。初体験のあとのことで、彼も彼女も焦っていたため、見間違えた可能性もあるなと思っているんだとか。
そんな心配をしないためにも、避妊を男性にまかせないという考え方もあります。コンドームは性感染症予防には有効と言われているものの、このように避妊においては失敗がないとは言えないからです。避妊のためには、女性が主体となって避妊できる、ピルの服用や避妊リングとも呼ばれるIUD(子宮内避妊具)の使用のほうが、男性用の避妊具よりも失敗が少なく、避妊効果が高いと言われています。
なお、2022年10月現在の日本では緊急避妊薬は、婦人科のある病院やオンライン診療によって購入できます。診察では、医師から服用するタイミングや副作用の説明があり、その他質問があれば診察時に答えてくれます。また、リスクや持病の確認など、注意点なども含めて教えてくれます。
ただし、アフターピルの診療は、保険診療ではなく自由診療。そのため、病院によって、緊急避妊薬の価格が違いますし、同じ病院でも、時間・曜日によって値段が変わってくることも多いようです。
原案/あめ
作画/小出ちゃこ
監修/助産師 REIKO
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