今回ご紹介するのは、初めて性体験をしたカップルのお話。ともに性体験がなかった2人は、何度目かの挑戦でようやく最後まですることができました。しかし、初めての行為のあと、コンドームを見ると表面に白い液体が。「もしかして破れてた!?」と2人は青ざめ、緊急避妊薬を処方してもらおうと、婦人科に向かったのですが――。
婦人科で無事に緊急避妊薬を処方してもらった2人。「妊娠してしまったら……」と不安に思っていた2人はホッとしたのもつかの間、その金額の高さに驚きます。緊急避妊薬は保険が適用されないため、通常、病院で解熱鎮痛薬や去痰薬などを処方してもらうのと比べて、はるかに価格が高かったのです。価格に驚きつつもなんとか支払いを済ませた2人でしたが、初めてのバイト代を使ってしまった彼女。「親に相談しないで買えたのは助かったけれど……」と複雑な気持ちになってしまいました。
なお、2022年10月現在の日本では緊急避妊薬は、婦人科のある病院やオンライン診療によって購入できます。診察では、医師から服用するタイミングや副作用の説明があり、その他質問があれば診察時に答えてくれます。また、リスクや持病の確認など、注意点なども含めて教えてくれます。
ただし、アフターピルの診療は、保険診療ではなく自由診療。そのため、病院によって、緊急避妊薬の価格が違いますし、同じ病院でも、時間・曜日によって値段が変わってくることも多いようです。
なお、コンドームは性感染症予防には有効と言われているものの、このように避妊においては失敗がないとは言えません。避妊のためには、女性が主体となって避妊できる、ピルの服用や避妊リングとも呼ばれるIUD(子宮内避妊具)の使用のほうが、男性用の避妊具よりも失敗が少なく、避妊効果が高いと言われています。
原案/あめ
作画/小出ちゃこ
監修/助産師 REIKO
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