食事を後回しにしていたら…
20歳、看護学生2年目のころの話です。私は学費を稼ぐため、日々アルバイトに奮闘していました。平日は夜7時から深夜12時、週末は夜8時から翌朝5時までバイトをする生活を送っていたのです。
実家暮らしでしたが、家に帰ってもただ寝るだけ。わずかにあった休みは、ほとんど寝だめに費やしていました。そうなると、おろそかになるのが食事です。睡眠を優先するあまり食事をとらないこともしばしばで、どうしても食事がおざなりに。それに、当時は喫煙をしていたのですが、私にとって喫煙は満腹感が得られること。多忙に喫煙も加わって、無意識に食事を軽んじていたのかもしれません。
こうした生活が数カ月続いた結果、私の体重はいつの間にか10kg以上ダウンしていたのです!
高熱のあと、生理がこない。もしかして…
ある日、私は40度に届きそうな高熱を出したため、近所のクリニックを受診しました。採血すると基準値0.3mg/dl以下の炎症反応数値が20近くもあったことから、急きょ、大きな病院を紹介されて再受診。そこで栄養失調と腸炎に罹患しているとの診断が下されて、入院を余儀なくされたのです。
同時に生理も止まってしまいました。これまで毎月きちんときていた生理がこなくなり、思い当たる節はなかったものの、薬局で妊娠検査薬を購入して使ってみましたが、当然、結果は陰性。それから数カ月経っても生理がくる気配がなく、またもや妊娠を疑って婦人科を受診しましたが、結果はやはり陰性。婦人科医には、「急激な体重減少でホルモンバランスが乱れているのだと思います」と言われました。
過去には、運動メインでのダイエットに励んでいたときもありました。しかし、今回は意図して痩せようとしたわけではなかったですし、忙しさが原因で体を壊してまで体重が減っても、うれしくはなかったです。生理がこないことが、不安で仕方がありませんでした。
その後、私は生活習慣や食生活を見直しました。バイトの勤務時間を見直し、睡眠をもっと多くとれるようにしました。食事は和食を中心になるべく1日3食とるように心がけ、野菜から箸をつけるように。
その甲斐あって、半年後には生理が再開。周期も安定してくるようになりました! 本当によかったです。私のように、短期間で大幅に体重が減少してしまうと、体の不調に繋がりかねませんし、生理が止まってしまうと不妊のリスクが高まるとも言われているそうです。改めて急激に体重を減らすことは控えるべきだと思いました。
監修/助産師 REIKO
文/ひらりんららちゃんさん
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