義母はあとから入ってくるということで、パパとママだけ先に会場に入りました。しかし、「2人までって書いてあるのに3人でいるところを周りの人が見たら……。もっとちゃんとダメって言えれば……」と、主人公の沈んだ気持ちは変わりません。「なぁ、それいつまで言ってるの? 空気悪くするのはよめようよ」と言うパパ。ガッシャーン!! この言葉で、ママの心のシャッターが閉まりました。
話しかけないで…








パパが義母のために席取りをしていました。
“その場所は、本来なら別の保護者が座れるところなのに……”
遅れてやって来て「ほら、何も言われなかったでしょ? 気にしすぎよ」と言う義母に対し、「そうですね」と答えますが、“あぁ、話しかけないで欲しい。あそこ3人組なの? と思われたくない……”と思う主人公。
パパと義母には極力目を向けず、会話に混ざらないようにして“義母& パパ、1人で見に来たママ”という2組に見えるように努力しました。
こんなにモヤモヤした気持ちになるくらいなら、パパを留守番させたほうが良かったかなと後悔が頭をよぎりましたが、「もう考えない! 息子頑張れ!!」と気持ちを切り替えたのでした。
◇ ◇ ◇
周りのことを考えず、自分たちの都合だけで行動してしまう義母とパパには、どうしてもモヤモヤしてしまいますね。どうしてママだけが罪悪感を抱えなければいけないのでしょう。
子どもの大切な発表会だからこそ、周囲への配慮は欠かせませんし、子どもは大人の振る舞いをしっかり見ています。「みんなに迷惑をかけないように、きちんとした行動をとろうね」と思える姿勢を、大人のほうが示したいものです。
パパには、ママの表情から気持ちを汲みとってほしいですね。
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あべかわ