友だちと一緒にはじめて相席居酒屋に行く
ある日、私と友だちはおしゃべりをしている内に相席居酒屋の話題になり、その後2人とも予定がなく暇だったこともあって、私たちは実際に相席居酒屋へ行ってみることにしました。私は初めての経験だったため、どんな感じなんだろう、良い人はいるのかな、とワクワクしていました。
通された席には3人の男性がいて、会社の上司と部下、という関係のようでした。最初はお互いに自己紹介などをしながら穏やかに話をしていましたが、すぐに衝撃の事実がわかったのです。
愛人にならないかと誘われる
3人の中でおそらく一番偉いのであろう人物は、既婚者であり、それを隠そうともしていません。私が「奥さんが悲しまないですか?」と聞くと「娘はかわいいが、妻との関係はもう冷めている」と答えました。
さらにその人物は、自分がどれだけお金を稼いでいるかを散々アピールした挙句、私に堂々と「愛人にならない?」と誘いをかけました。
また友だちのほうは、次に偉い男性にロックオンされ、頭を撫でられたり、肩に手を置かれたりとセクハラまがいのことをされており、席が離れていた私にはどうすることもできず、お互いに地獄のような時間を過ごしました。
カラオケに行ってストレス発散
ようやく解散となっても、しつこく連絡先を聞く男性陣。「携帯を持っていない」などの定番文句でお茶を濁し、すぐにその場を立ち去りました。
私たちはその後すぐカラオケに移動し、歌を歌ってストレスを発散し「世の中にはとんでもない男がいるものだ」とお互いに愚痴り合いました。
私は、あまりにもひどい体験をしたことから「相席居酒屋はとんでもないところだな」と思っていたのですが、その友だちや別の友人は「それは店じゃなくて、男運が悪い!」と言います。
実際、店では途中で席を立つことや、席を変えてもらうことも可能だったようなのですが、初めてだったのでなかなか言い出しにくく……。そんな状況で、あのような男性たちに出会ってしまったのは、本当に運がなかったなと思いました。
本気かどうかはわかりませんが、私は既婚者が愛人を探す様子を見て、「結婚生活はお金があったとしてもそんなに簡単にいくものではないのかな」と思いました。そして私が結婚相手を探すときは、お金などの条件以上に誠実さや長く一緒にいても楽しく過ごせる性格の相性を考えるべきだと思ったのでした。
著者/百田
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