「ごめん、実は…」久しぶりの夫婦デートを前日にドタキャン。すると、夫が…！？

 

若いころ、私は経血が多かったらタンポンとナプキンを両方使い、生理痛がひどかったら鎮痛薬を飲んで遊びに行っていました。そのため、自分の生理の都合で、友だちや彼氏との予定を変更するなんてありえないと思っていたのです。

 

しかし、ここ最近は生理がにまだなっていなくても、生理予定日が近づくと不調を感じるようになり、入っている予定を変更することが多くなりました。出産する前と比べると、生理時のコンディションが悪くなってしまったのです。

 

経血量が増え、外出先で漏れてしまうことが不安で外出もおっくうになり、貧血気味のだるさと眠さ、イライラが加わり、とても遊びに出かける気が起きなくなってしまいました。

 

あるとき、夫から「最近遠出していないし、ショッピングをしたいから、久々に東京にでも行かないか？」とお誘いがありました。私も大賛成で張り切って日付を決め、行きたいお店をリストアップし、ルートを計画して、当日子どもたちを実家の母に預けるよう手配もしました。

 

その日が近づいてくるまで、夫と2人でワクワクして楽しみにしていたのですが、なんと予定した日は私の生理開始予定日。久しぶりのお出かけに気持ちが高揚して、生理のことをすっかり忘れていたのです。

 

私は28日周期で生理がピッタリきていたので1日ズレる、なんてことはほぼありません。せっかくの楽しみなお出かけだし、実家の母も孫に会えるのを楽しみにしていたので、もし生理になったとしても予定通り行こうかと思い、ギリギリまで迷っていました。

直前まで迷ったのですが結局不安が勝ってしまい、お出かけ予定日の前日、夫に恐る恐るお出かけの延期が可能かと切り出しました。

 

私から見ても夫はすごく楽しみにしている様子だったので、生理が理由で予定を変更したいと伝えたら相当ガッカリするのではないか、と申し訳ない気持ちでいっぱい。夫から「それならもっと早く言ってほしかった」と言われるのではないかと心配していました。

 

しかし、いい意味で私の予想は裏切られました。夫は「どうせ行くなら万全のコンディションで行って楽しみたいし、最近生理のときに前より不調そうだから無理しなくていいよ。明日じゃなくてもいつでも行けるし」と言ってくれたのです。

 

夫は最近、生理のときに私が調子が悪そうなことを知っていて、不調なのに無理して行ってイライラされるのも嫌だし、調子が悪いときにわざわざ行かなくても、と思ったようです。

 

結局、予定は延期することにしました。生理も予定通りにきたので、もし計画通りに東京へ行っていたら、調子が悪いまま過ごすことになっていたと思います。たとえ行くことができたとしても、お出かけを心から楽しめていたかはわからないので、今回は延期にしてよかったです。

 

ただ、東京行きが延期になり実家の母に子どもたちを預ける必要もなくなったため、孫に会いたがっていた母は残念そうにしていました。

 

 

前日に延期したいと言っても、夫は快く受け入れてくれたのでよかったですが、本来であれば計画した時点で生理予定日を気にして夫に相談していたら、前日にドタキャンするなんてことはありませんでした。今回は、私の生理の都合で家族を巻き込んで申し訳なかったと感じています。これからは生理予定日を気にしながら、家族のイベントなどを計画したいと思います。

 

著者／Sugar111 佐藤　幸代
監修／助産師 松田玲子