生理じゃない日の腹痛
私が高校生のときの話です。生理が終わって1週間ほど経ったころに、下腹部がズンッと痛くなることがありました。ひどいときはズキッとした痛みを感じることもあり、生理前でもないのになぜそんな症状が出るのか不思議に思っていました。
当時は鎮痛薬を飲むことに抵抗があったため、痛みがあっても「このくらいなら我慢しよう」と思い、我慢していたのです。
私だけじゃなかった…?
ある日、学校で友人と話しながら過ごしていると、友人が急に「痛っ!!」と大きな声を上げておなかを押さえました。「どうかしたの!?」と、私が聞くと「おなかが急に痛くなって……。排卵痛かなぁ……」と言う友人。
そのとき、私は「排卵痛」という言葉を初めて聞きました。友人に症状を詳しく聞いてみると、生理が終わった1週間後くらいに下腹部が生理痛のように痛むことがあると言うのです。
ネットで調べてみると…
家に帰って、私はインターネットで「排卵痛」について調べることにしました。女性ホルモンの影響で排卵期に体調が崩れることがあり、「排卵痛」や体のだるさが起こることがあると書いてありました。それは私が下腹部にズキッとした痛みが出る時期と当てはまっていたのです。
そして、調べてみると生活習慣を改善することで痛みを和らげることができることもあると知りました。それまでの私は、夜遅くまで起きていたり、冷たい物ばかりを好んで食べたり飲んだりと、不規則な生活を送っていました。
それから、病院に行く前に自分でできることからやってみようと、生活リズムを整えたり、体を冷やすものは極力とらないようにしたりと、できる限りの努力をするようにしました。
生活リズムを整えると、以前よりは強い痛みを感じることは少なくなったかなと思います。今でもたまに排卵期に下腹部が痛むことがありますが、そういうときは体からのSOSのサインだと受け取って、お風呂に浸かって体を温めたり、ゆっくり寝て体を休めるなどの対処をして、体に負担をかけないように、ストレスをためないように過ごしています。
※不規則な生活などがストレスとなり、排卵時の痛みに敏感になることもあります。そのため、生活習慣を改善すると排卵痛が和らぐ場合もあります。
著者/ゆちみこ
イラスト/sawawa
医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)
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