「フミヤくん、学校に来てくれてよかった。朝の時間ちょっといいかな?」担任の先生にそう言われ、フミヤは「はい、あの……」と言いながら、先生の隣でうつむくモリオくんに話しかけようとします。すると「フミヤ、ごめん!!」「ずっと意地悪してごめん!! 俺、悔しくて……」「本当にごめん!! ごめんなさい!!」と、モリオくんが突然謝ってきて……。
謝ってきたモリオくんに息子は…
「僕……僕もごめんなさい」
「鉛筆でモリオくんのこと……ごめん。ごめんなさい」
その様子を見て担任の先生は、2人とも謝ることができてよかったと安心します。
そして、何が悪かったと思うか、今度からはどうしたらいいかを2人に聞きます。
「傷つけるのは何があってもいけない」「イライラしても人にぶつけてはいけない」とフミヤとモリオくんは答えます。
これで一件落着かと思いきや……「大変なのはここからだ」と思う先生。
モリオくんとフミヤの家に連絡をし、それぞれ伝えなければいけないことがあったのです。
お互いに謝ることができて本当によかったですね。子どものトラブルは大変ですが、それをきっかけに子どもが自分自身を見つめ直すこともできるのですね。