生理中は寝てばかり
私は、生理が始まると眠気が増すタイプ。普段は仕事があるので生理中でも頑張って早起きしますが、生理と休日が重なったときは基本的にどこにも出かけず、たくさん眠って過ごします。
生理痛もひどく、ぐったりした様子で長時間眠り続けてしまうので、そんな私を同棲中の彼は度々心配していました。そしてある生理2日目、休日だった私はお昼を過ぎても目を覚まさず、眠り続けていたのです。
ふと目を覚ますと…
ひどい生理痛で眠りが浅い中、誰かにそっと手首を持ち上げられたような気がして、私はふと目を覚ましました。うっすら目を開けてみると、そこには私の手首を掴みながら泣きそうな顔をしている彼の姿が!
驚いた私が「何してるの?」と声をかけると、彼は真剣な顔で「よかった! 様子を見にきたら顔色はひどいし、まったく目を覚まさないから、死んでるかと思った!」と言いました。彼は、顔色が悪く一向に起きる気配を見せない私が死んでいるのではないかと思い、手首の脈を確認しようとしたそうです。
改めて彼のやさしさを実感
人から「死んでいるかも」と疑われるほど私はぐったりしていたのかと思うと、何だか少しおかしくて思わず笑ってしまいました。それと同時に、私が眠っている間も彼は心配してちょこちょこ様子を見にきてくれていたのだなと気づいてうれしかったです。
思えば、彼は生理中の私が眠り続けて家事をおろそかにしても文句を言わず、それどころか「家事は俺がするから寝てていいよ」と私を休ませてくれます。今回、彼には心配をかけてしまいましたが、彼のやさしさを改めて実感でき、幸せな気持ちになりました。
今でも彼は生理のよき理解者。生理痛や生理中の眠気を和らげる方法をネット検索して、私に情報共有してくれることもあります。生理中、たくさん寝てしまって自己嫌悪に陥りそうになっても「生理中なんだから仕方ないよ」と言ってくれるやさしい彼のおかげで、穏やかに過ごせることが増えました。
著者/ごとうゆき
作画/おみき
監修/助産師 REIKO
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