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「もう悲しい思いはしたくない」つらい経験からピルの服用を決意。起こった変化は

私は23歳から10年間、低用量ピルを飲んでいました。低用量ピルを飲み始めた最初のきっかけは避妊のためでしたが、服用するにつれて生理周期が整ったり、生理痛がなくなったりとよりメリットを感じることも増えて……。

「もう悲しい思いはしたくない」つらい経験からピルの服用を決意。起こった変化は

 

低用量ピルを飲み始めた理由

私は過去、ある男性に無理矢理、性行為をさせられたことがあります。そのときはあまりのショックと恐怖からすぐに病院へ行くことができず、その後、妊娠がわかりました。

 

このときはいろいろな状況があり、中絶することに。中絶手術の経験は、私にとってつらく悲しいものでした。そして、相手に非があるとはいえ自分の身は自分で守らなければと思い、病院で事情を話し避妊を目的に低用量ピルを服用することにしたのです。

 

新しいパートナーのおかげで…

このとき、私は前夫と離婚して、新しいパートナーがいた状態でした。時間はかかりましたがパートナーのおかげで少しずつ過去の傷は癒えていき、次第に彼との愛ある性行為を楽しめるようになりました。

 

新しいパートナーとの子どもは考えていなかったこともあり、性行為の際はコンドームを用いつつも、低用量ピルの服用は続けていました。

 

低用量ピルの服用で生理も…

もともとは避妊目的で服用していた低用量ピルですが、服用することで、別のメリットもありました。それは生理周期が整うので、出掛け先などで「あ、生理がきちゃった」と思うことがなくなったのです。これはすごくラクになりました。

 

そして何より、つらい生理痛を感じることもなくなったのです。避妊目的だけではなく、低用量ピルを服用してよかったと思った瞬間でした。

 

 

10年ほど服用し、なんとなく「もういいかな」というタイミングがあり服用を中止。現在も服用はしていませんが、服用していたときを振り返ると、避妊効果だけでなく、生理周期が整い、生理痛も軽減されたため、本当に服用してよかったと思いました。

 

※妊娠を望まないときの性行為は、性感染症予防のためにもコンドームを装着しましょう。

 

著者/のろ ゆうこ
監修/助産師 松田玲子

 

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