毎回の血液汚れが気になる…
私は経血量が多く、ナプキンからもれて下着を汚してしまうことがよくありました。中学生くらいからは、洗濯機に入れる前に自分で下洗いするようにしていましたが、血液の汚れはなかなか落ちないことも……。
生理中は生理用のショーツをはいているので、汚れが完全に落ちなくてもまあ仕方ないという気持ちでした。でも、生理がきたときにナプキンを当てていなくて、生理用ではない下着を汚してしまうのが嫌だったので、生理が近付いてきたら早めにナプキンを当てておく、お気に入りの下着ははかないなど、気をつけていました。
血液汚れの洗い方とは…?
高校卒業後は看護学校に進学しました。病院では血液汚れは日常茶飯事のようなもので、実習先でも血液で汚れた患者さんの衣類などを洗う場面に遭遇することもありました。
血液汚れを洗う場所は決まっていて、必ずその場所で洗っていました。そこの水道はお湯が出なかったので、洗っている看護師さんに「水で洗うのは大変ですね」と話すと、思いがけない返答が返ってきたのです。
水で洗うことが重要だった!
それは、「血液は水で洗わないと固まってしまうから」という返答でした。お湯が出ないから水で洗っているわけではなく、血液は水で洗うのが当たり前だったのです。
お湯で血液を洗うと血液中のたんぱく質が固まってしまい、汚れが落ちなくなる――。このときまで、そのことをまったく知らずにいました。
むしろ私は、生理の血で下着が汚れたときには、お湯で洗ったほうがきれいに落ちると思い、毎回お湯で洗っていました。しかし、それは間違いで、きれいに落とすためには水で洗ったほうがよかったということをそのときに知ったのです。
「血液汚れは水で洗うほうがいい」。そのことを知ってから、生理で汚れた下着を水で洗うようにしました。水で洗うと、確かに汚れが落ちやすいと感じました。
下着を汚さないようにと気をつけるのは変わりありませんが、それでも汚れがきれいに落ちるようになってからは、気分的にラクに過ごせるようになったと思います。
著者/うみの るな
作画/Michika
監修/助産師 REIKO
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
-
「暑いから脱ぐわ。持ってて」彼が突然上着を渡してきて…彼の行動の意図とは?
-
ずっと気になっていたトイレ奥の「謎の箱」。初めて開けてみると…衝撃の光景に呆然
-
「大丈夫…?」川で水遊びをしていた私⇒気がつくと下半身が大惨事になっていたワケ!