朝起きたら重い生理痛…!
私が大学4年生のころの話です。当時は授業がほとんどなく、週に2~3回、ゼミと授業で大学へ行く程度でした。ある日の朝、起き上がれないほどの生理痛に襲われました。
鎮痛薬を飲んだのですが、生理痛が最も重い2日目でもあるため「これは授業に間に合わないな」と思い、教授に欠席の連絡をすることに。その教授は所属しているゼミの教授でもあり、3年生のころから親しくしていただいていました。
大学に欠席連絡をすると…
数分後、教授から返信が届きました。内容は私をとても心配してくださる内容で、とてもうれしかったのを覚えています。インフルエンザが流行する時期だったせいか内容も長文でした。
私は生理に対して「そこまで隠すべきことではない」と認識を持っていました。そのため、教授には「ただの生理痛なので明日には治ると思います」と感謝の返信。私は高校生のころから、性別問わず生理に対してはオープンにしていたからのです。
理解ある教授の神対応に感激!
すると、教授から再び連絡が届きました。内容は「ただの生理痛なんて言うな」という注意と「体を温めて安静にしていなさい」という心配でした。また、今回は欠席ではなく出席扱いにする配慮もしてくださったのです。
後日教授から聞いたのですが、教授の奥様も生理痛が重いタイプだったようです。間近で生理痛のつらさを見ていて、生理痛のつらさを少しは理解しているからと仰っていました。教授は奥様が生理痛でつらいときも懸命にサポートされていたようで、その話を聞いてほっこりしました。
卒業後に聞いた話では、教授はきちんと理由を連絡して欠席連絡をした生徒は出席扱いにされていたそうです。私は、教授のような生理に理解ある人が溢れる世界になるといいなと思っています。
著者/佐藤里桜
監修/助産師 松田玲子
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