担任の先生の意見に、児童を守るためだと教頭先生。話し合いでのモリオくんの両親の様子、モリオくんは学校でのキャラとは違い、必要以上に話さなかったという様子から、かなり違和感のある家族だからだと説明を始め……。
フミヤをいじめていたモリオくんから出た言葉は衝撃で……
「モリオくんがフミヤくんへの意地悪を自白したとき……このことをお父さんだけには言わないでくれって懇願されたって報告してくれたわよね?」
教頭先生は、公平かどうかも大切なことだけれど、教師はまず第一に児童を守ることが大事なことなのだと、担任の先生に説明をします。
「加害者だと思っていたフミヤくんは、実は意地悪をされていた被害者だった」
「2度とこんなことがないように今後は、私たち教師が目を光らせて守らなきゃ」
「そしてもう一つ……」
教頭先生は、児童を守ることについて、さらに話を続けたのです。
お父さんに言わないでくれと言った、モリオくんの様子を想像すると胸が痛みますね。教師の立場として、どう児童を守るのかという視点・考え方もあるのですね。