「ごめん…破れてる…」コンドームに穴!
私は大学2年生のころ、いい感じの関係になっている男性がいました。ある夜、そんな彼の家へお泊まりをすることに。
そして、いい雰囲気になりベッドイン。性行為をし、彼がコンドームを捨てようとしたとき突然「えっっ?!」と大声を出し慌て始めたのです。何事かと思ったら、「ごめん……破れてる……」と、さっきまで着けていたコンドームを見せてきました。そこには穴があいていて、精液が溢れ出ていました。
翌朝までアフターピルが飲めない
初めての避妊の失敗に、ショックから体が固まってしまった私。すると彼は急いでスマホで対応を調べてくれ「アフターピルを飲もう」と提案してくれました。このときは深夜だったので、翌朝すぐに婦人科へ向かうことに。私は「早くアフターピルを飲まなくちゃ……」と不安ばかりが募っていきました。
しかし、彼はアフターピルを飲めば大丈夫だと安心したようで、なんと「もう1回しよう?」と誘ってきたのです。もちろん私はそんな気持ちにはなれず、自分が抱えている不安やショックを彼が理解してくれていないことにとても悲しくなりました。
怒られる…?ひとりで婦人科へ
そして翌朝、彼の運転で婦人科へ行くと、私はひとりで院内へ入りました。「アフターピルを処方してほしいと伝えたらなんて言われるんだろう?」「避妊に失敗したことや、まだ恋人でもない相手と性行為をしたことを怒られるかもしれない」と、私は不安な気持ちでいっぱいに……。
しかし実際には想像とは裏腹に、事情を聞かれることはなく、医師が簡潔にアフターピルについて説明をしてくれました。処方されたアフターピルは当時15,000円ほどで、まだ大学生だった私にはとても高く感じて金額を聞いてとても驚いてしまいましたが、お金は彼が全額払ってくれました。
処方の際、アフターピルの副作用が出るかもしれないと説明され心配していましたが、私は特に症状はありませんでした。次の生理も予定通りにきて、ホッとしたことを覚えています。しかし、それ以降彼とは気まずくなって、疎遠になってしまいました。
著者/宮田しほり
監修/助産師 松田玲子
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