「私、生理軽いから」と油断していたら…
初潮がきたのは中学生のころ。高校生になると経血の量も増えてくるようになりました。そのころによくしていた失敗が経血漏れです。まだ周期も把握しておらず体調の変化にも無頓着、というか生理の兆候をよくわかっていませんでした。寝ている間に生理が始まってしまい、朝から慌てるということがよくありました。
加えてよくあったのが後ろ漏れです。就寝時に昼用ナプキンを1枚着けて寝てしまい、予想以上に経血の量が多くて、お尻を伝って漏れてしまったという失敗がよくありました。パンツに漏れるのは仕方ないにせよ、パジャマを通り超してシーツにまで経血が付いていると、朝からげんなりした気持ちになったものです。
反省し、夜用の大きいナプキンを一時使っていましたがつけ心地が悪く、今は昼用ナプキンを2枚貼りしています。1枚は通常の位置に着けて、もう1枚を少し重ねてお尻をカバーする位置まで貼り付けるのです。私の場合とにかく後ろ漏れすることが多いので、多い日は昼間もこれで乗り切っています。
また、生理周期を日頃から気にするように意識を変え、そろそろかなと思ったら、早めにナプキンを着けるようにしました。これなら、寝ている間に生理が始まっても安心です。朝慌てるのがとにかく嫌なので、多少ゴワゴワするのは我慢しています。
「何しても出ない」生理時の困った悩み
生理で地味に困るのが便秘です。生理前になると、とにかく便が出なくなります。私の場合、便秘になっておなかが張ることで「もうすぐ生理だな」と気付くほどです。
おなかが張って不快なだけでなく、太りやすくなるのも悩みの種。体の仕組みがそうなっているので仕方ないとはいえ、生理前はおなかが減るのでちょっと油断すると食べ過ぎてしまいます。意識的に食物繊維を取り、ヨーグルトを食べ、食事量を調整して気をつけていますが、なかなか改善されません。
そんな便秘もいつもは生理が始まると同時に便秘は治るのですが、あるときは便が固まり何をしても出なかったことがあります。このときのつらさは、もう二度と経験したくないほどだったので、便秘薬を常備するようになりました。
もう1つ困っているのが眠気です。顔を洗っても体を動かしても、ツボを押してもガムを噛んでも何をしても眠いのです。平日も困りますが、休日も困りもので、休みだからと油断して少し仮眠をとろうと思ったら、起きたときには夕方だったことも……。そのため、予定がある日は眠いと思っても早めに出かけるようにしています。
つらいときに私が気をつけていること
以前は「自分は生理がラクなほうだから」と多少しんどくても強引に動いましたが、最近は無理せず休むようにしています。無理をしても良いことはないと気付いたからです。さらに、家族には早めに「生理なのでしんどい」と伝えるようにしています。家族と言えど、言わなくては相手もわかりません。幸い家族は「しんどいならゆっくりしなさい」と言ってくれるので助かっています。
10代のころは失敗も多かったですが、生理とのお付き合いも長くなってきて、最近はトラブルも少なくなっています。生理症状が軽いからと言って自分の体に無関心になりすぎず、このままじょうずに付き合っていきたいと思っています。
著者/大江かなこ
監修/助産師 松田玲子
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