子どもの爪切りを率先しておこなう夫
私たち夫婦にとって、待望の赤ちゃんが生まれました。母子ともに退院の許可がおり、退院した日。夫は、赤ちゃんの爪が伸びていることが前々から気になっていたようで、早速爪切りを使って、爪を切ってくれました。
夫の爪の切り方はとてもじょうずでした。生まれたばかりの子どもの爪はとても小さいですが、子どもの指を一本一本手に取り、やさしく爪を切ってくれる様子を見て、私は心が温まる気持ちがしました。
そして私は、夫が進んで爪を切ってくれたということがとてもうれしく、これからも夫婦一緒に育児をしていくことを期待したのです。
ショックだった夫のひと言
「これは、私が切るよりもじょうずかもしれない」
そう思った私は、夫が子どもの爪をすべて切り終わった後、次回も子どもの爪切りを夫に頼もうと思いました。ところが、爪を切り終わった夫のひと言に私はカチンときてしまいました。その言葉とは……
「お母さんも爪切りができるようにならなきゃね」
というものだったのです。
爪切りをお願いしたい理由とは…!?
私がこの言葉になぜカチンときたかというと、産後の私は24時間赤ちゃんにつきっきりで休みがなかったからです。
母乳育児で昼も夜も2〜3時間おきに授乳をし、赤ちゃんのおむつを変え、服を取り替え、赤ちゃんをあやすことは、想像していた以上に肉体的にも精神的にもハードでした。
それに対し夫は、平日は今まで通り仕事をし、週末少し育児を手伝うという程度。時間が少しでもあれば横になって休みたい私にとって、爪切りをしてもらう時間だけでも貴重でした。
そこで私は、夫に「じょうずにできているし、爪切りは今後あなたの仕事にしてほしい」と伝えました。すると、夫は初めきょとんとしていましたが、私があまりにも懇願し続けたからか、しぶしぶではありましたが了承してくれました。
この件以降、子どもの爪切りは、夫の役割になりました。爪切りが自分の仕事になった夫は、毎週末子どもの爪をかかさずチェックしています。今でも夫が丁寧に爪を切ってくれることに感謝しています。
著者/nanoka22
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