生理不順が心配で産婦人科へ…
生理が始まったときから、なかなか生理周期が安定しなかった私。高校時代に生理不順が心配になり、将来のためにもと産婦人科へ。しかし検査をしてもらっても、これといった原因は見つかりませんでした。そのとき、「自分は病気なのでは」と不安だったため「何もない」ということに納得できず、さまざまな婦人科を受診し、検査をしてもらいました。
結局、どの病院でも病気などは見つからず……。ただ当時、私はかなりやせ型で食が細かったこともあり「バランスのよい食事をとってみて」というアドバイスをしてくれた先生もいました。
いつくるかわからない生理と向き合う
食事に気を付けるようになりましたが、生理不順はなかなか改善されず……。生理がいつくるかわからないという不安は大きく、またようやくきた生理が「この日は生理と被りたくない」と思う大切な予定と重なり、生理予定日が読めないことがどんどんストレスになっていきました。
そのため、社会人になったころ私は友人から教えてもらったピルを試してみることに。婦人科で処方してもらい、服用を始めると生理周期が安定! また、生理痛も減りとても過ごしやすくなりました。
しかし、ピルはお金もかかるし定期的に通院する時間もかかります。どうしたものか……と思っていたのですが……。
基礎体温をつけはじめると…
そしてピルを服用し始めて少し経った24歳のころ、産婦人科の先生に相談すると「基礎体温をつけるのはどうか」とすすめられました。試してみようと思ったタイミングでちょうど結婚することにもなり、ピルをやめ、基礎体温をつけてみるように。
生理前の基礎体温の上がり方は生理不順の私でも正常で、そこで改めて自分には問題がないことを理解することができたのです。そして早い段階からつけていたこともあってか、妊活もスムーズに行き、子どもを2人授かることができました。
生理自体を嫌だと思ったことはありません。ですが、私にとって生理不順がかなりのストレスとなっていたのは事実。かなり悩んで不安なときもたくさんあり、生理不順で自分は子どもが産めないのではないか、何か怖い病気なのかなと考えたこともありましたが、最終的には基礎体温をつけることで自分の波を可視化し、不安を取り除くことができました。また、心配ごとがあるたびに、誰かに相談したり、病院を受診したりすることも解決につながりました。たくさん悩みましたが、生理と向き合った時間はまったく無駄な時間とは思っていません。
著者/横長かえで
イラスト/かたくりこ
監修/助産師 松田玲子
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