お父さんの銀行のキャッシュカードを手に入れたエェコさんは、お父さんの預金残高を確認してみることにしました。ATMの画面に表示された金額はたったの7万円……。
エェコさんのお父さんは家賃9万円の団地に住んでおり、今のままでは家賃すら払えない状況でした。そこでエェコさんは、引っ越しを最優先に動くことにしました。
まずは父の引っ越しを優先
父の口座残高は70,893円でした。これでは入院費すら支払うことができない状況。
とにかくこれ以上外にお金が出て行かないよう、今の家を引き払う必要がありました。
私が実家にいたときは、私がお金を管理していました。なので、家賃がいくらするのかもしっかり把握できていたのですが、今はまったくわからず……。
家賃は値上がりしたと父から聞いていたのですが、私が知っている額よりも値上がりしているということは今の父の残高では到底払えないってこと!? と血の気が引きました。
元より退院後は父の面倒を見ようと思っていたので、今の家から引っ越しをする予定にはしていました。ただ、もうやることが山積みで困り果てていました。
やらなければならないことが多い中で、私が早急におこないたかったのは引っ越しでした。
私は父と同居ができないので、父には私の家の近くまで引っ越しをしてもらうつもりでした。
高齢で単身者というだけで物件が見つかりにくいのに、父は持病持ちということで断られることが多く……不動産関係の仕事をしている義母の協力のおかげで、なんとか新居を見つけることができました。
部屋を借りるには連帯保証人が必要だと思っていたのですが、保証会社なるものがあるらしくそれを利用できれば私は連帯保証人になる必要はないとのことでした。
保証会社には審査があり、父の職場のことも詳細に記載する必要がありました。父が働いている会社の社長さんは本当にいい人で、忙しい中審査に必要な情報を教えてくれました。
義母もとても協力してくれて、迅速に手続きを済ませてくれました。早く引っ越しをしたい私にとっては、とてもありがたいことでした。
エェコさんのお父さんの預金残高は7万円しかなく、このままでは入院費どころか家賃すら払えない状況でした。少しでも経済状況を良くするためにエェコさんはお父さんに家賃の安い物件へと引っ越しをしてもらおうとしていました。エェコさんの義母はお父さんの引っ越しについて、たくさん協力してくれたのだそう。こういうときに手を貸してくれる人がいると心強いですよね。
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