相手のことを気づかえるいい関係のはずが
普段、私たち夫婦がケンカになることは滅多にありません。お互いに気になるところは角が立たないように伝えることを意識し、相手が嫌な気持ちにならないようにしているからです。
何かあったら話し合ってお互いを理解するように努力し、一緒に解決策を考えることを大切にしています。夫は基本的には私の言うことには反対はせずに何でも「いいよ」と合わせてくれていました。
いい関係が築けていると思っていたのですが、先日、私たちにしては珍しく言い合いの喧嘩に発展したことがありました。
些細なきっかけで夫の怒りが爆発
きっかけは、夫が夜に1人で映画に行きたいと言ったことでした。夫は子どもたちをお風呂に入れて、あとは寝るだけの状態にしてくれていたので「いいよ」と答えたのですが、私が不満そうに見えたようで、夫の怒りの引き金を引いてしまったのです。
「快く思わないなら嫌だと言えばいいのに、そんな言い方をされるといいよと言っても行きづらい。行ったとしても嫌な気持ちで行くことになる!」と怒り出し、最近私に対して溜まっていたという不満をぶちまけてきたのです。
さらに「ママ、ちょっとイライラしすぎじゃない? 俺は仕事以外の時間は遊びにも行かず家族に費やしているのに、1人で映画に行くのもダメなのか?」と言うのです。
私は、気分を害する言い方をしたつもりはなく、快く映画に送り出そうとしていたため、夫が怒ったことにとても驚きました。夫の怒りを落ち着かせたくて謝りましたが、夫の怒りは収まりません。
話し合って一件落着、無事解決に
結局、翌日に話し合いをすることになりました。話し合い中は、夫が最近感じていたという私への不満をぶつけ、次に私の気持ちや考えを話し、言い合いにようになっていました。しかし、話すうちにお互いに納得できるポイントが見つかったのです。
話し合いの結論は「お互い本当は嫌だと思っていても我慢しているときがある。お互いに嫌なときには、理由を伝えてはっきりと嫌だと言うことにしよう。そして、その上でどうするか判断しよう」ということに。
お互いにうまくいっていると思っていた関係でしたが、実はストレスを感じていて、お互いに我慢しているところがあったのだと気づきました。このことがきっかけでしっかり話し合いができ、軌道修正ができました。伝え方や言い方にも気をつけようと思うようになり、自分を見直すきっかけにもなりました。
著者/Sugar111 佐藤 幸代
イラスト/かたくりこ
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