食欲に身を任せて食べてしまっていた
私はもともとストレスを抱えると暴飲暴食をしてしまいがちで、そこにPMSが重なると余計に食欲が抑えられなくなってしまいます。さらに、そのとき食べたくなるのは甘い物やジャンクフードなど、食べすぎると胃腸に負担がかかりそうな食べ物ばかり……。
しかし、生理前はいくら食べても満腹感が得られず、胃腸に負担がかかりそうな食べ物を食べ過ぎてしまい、そのせいで体重が増えて罪悪感から情緒不安定に。それを紛らわすために、また食べてしまうという負のループに陥っていたのです。
食べ過ぎによる腹痛
おなかが弱い私は、PMSで食べ過ぎた日の仕事中や夜中にはトイレにこもりっきりになることも多々あります。そうなることはわかっていても食欲が抑えられず、食べ過ぎては腹痛でトイレにこもるという日々を繰り返していました。生理前の食べ過ぎが原因の腹痛は、生理が始まってもすぐに治まる気配はありません。
さらに、生理が始まるとそこに生理痛も加わるため、おなかの違和感は増す一方……。生理痛は鎮痛薬で治まっても、食べ過ぎによる腹痛は治りませんでした。
低用量ピルを飲み始めてから
そんなある日、PMSの悩みを友人に相談する機会がありました。そのとき、友人が教えてくれたのは低用量ピルの存在でした。もともと低用量ピルの存在は知っていたものの、PMS改善に効果があるとは知らなかったため、すぐに病院へ行き診察を受けた上で処方してもらうことになりました。
そして、処方してもらった低用量ピルの服用を始めると、あんなに私を苦しめられていたPMSの症状が改善していったのです。今でも生理前には少し食欲が増加しますが、低用量ピルを服用する前ほどではありません。生理痛も落ち着き、食べ過ぎによる腹痛でトイレにこもることもなくなりました。
低用量ピルの服用をもっと早く始めていれば、こんなに悩むこともなかったのかなと思います。これまで、PMSや生理痛によって仕事や大事な予定に影響が出ることがありましたが、今では低用量ピルのおかげでうまく付き合っていけるようになった気がします。
著者/ゆりん
イラスト/おみき
監修/助産師 松田玲子
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