一番最後の生徒、つむ田さんの荷物をチェックし終わると、先生はつむ田さんに向かって、「話があるからまとめなさい。一番奥の部屋にいるからな」と言うと、物凄い勢いでドアを閉め、出て行ったのでした。
早速先生の待つ部屋へと向かうと、先生から「お前が良子をいじめたんだろう?」と問い詰められたつむ田さん。
「私はやってません。先生、信じてください……」
つむ田さんは泣きながら必死に訴えるのですが、先生は「お前が犯人だ」の一点張りで最後まで信じてくれず……。
「親御さんに連絡しておくから、覚悟しなさい」
そう言うと、部屋を出て行ってしまったのでした。
その後、家に帰る足取りが重くなってしまったつむ田さんは、気持ちが憂鬱になりながらも、なんとかいつものバスに乗ることに。
いつものバス停に着くと、そこにはお母さんの姿がありました。
お母さんは「つむちゃん!」とすぐに近くに駆け寄ると、先生から電話があったことを伝え、「本当なの?」と事実を確認してきました。
つむ田さんは泣きながら「いじめてなんかないよ」と訴えると、この日あったことをお母さんに話したのです。
家に到着し、お母さんから「もう何も心配しないで」と言われると、つむ田さんは早速シャワーを浴びることになったのですが……!?
シャワーを浴びてもずっと心が寒いままで…
「もう出たの?
髪乾かしてあげるからこっちおいで」
つむ田さんは涙がこぼれ落ちそうになるのを堪えながら、
ドライヤーの音にひたすら集中するのでした。
「大丈夫だから、
お布団かぶって安心して寝てね」
しかし、お母さんの言葉通りにはいかず、
目を閉じると先生の怖い顔が浮かんできたのです……。
「このまま私、一生眠れないのかも……」
この日はなかなか寝付けずにいたのでした。
"目を閉じると先生の顔が浮かんでくる"ということからも、相当なダメージを受けてしまっていることが伺えますが、つむ田さんがなんとか眠りにつくことができるといいのですが……。お母さんが一生懸命つむ田さんが安心できるようにと、声掛けなどをしていましたが、眠るときに先生の威圧的な態度を思い出し、フラッシュバックしてしまっているのはしんどいですね……。